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「最後獲れたのは大きかった」 川崎春花はV戦線に残る連続バーディ締め!

川崎春花がツアー3勝目を目指す(撮影:米山聡明)

<KKT杯バンテリンレディス 2日目◇15日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6523ヤード・パー72>

2アンダー・12位タイから2日目をスタートした川崎春花は5バーディ・3ボギーの「70」でホールアウト。トータル4アンダーに伸ばし、首位と4打差の4位タイで優勝争いに加わった。

1番ホールでおはようバーディを決めると、3番はミスしたアプローチをパターで決めてパーセーブ。「流れがよかった」という前半はさらに4番、6番でバーディを記録し、強風のなかでテンポよく伸ばしていった。だが、後半に入っていきなり10番をボギーとすると「ミスが連続した」。13番、15番と落とし、前半の“貯金”がチャラになってしまう。

しかし、最後に踏ん張った。17番で149ヤードから奥1.5メートルにピタリとつけて奪うと、最終18番パー5は2オンが狙えるホールでもあるが、「距離が微妙だったのできょうの流れ的にはナシかな」と手堅くレイアップ。そして92ヤードからの3打目を2メートルにつけて、“狙い通り”ともいえる連続バーディ締め。「最後獲れたのは大きかった」とV戦線にカムバックできた。

短縮競技となった前週大会は、わずか1打及ばず今季2度目の予選落ちを喫した。「少し腰が痛かったところもあった」と振り返るが、「ケアをして、練習も腰の様子を見ながらできました」と、翌週にも関わらずしっかり調整を間に合わせた。

4打差を追いかける最終日だが、初優勝を遂げた昨年の国内メジャー「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」では最終日に「64」を叩き出して4打差を逆転。川崎にとっては、射程圏内といっていいだろう。ティショットがピンポイントで狙っていかないといけないところが多い」とコースには難しさも感じているが、「コツコツとスコアを伸ばしていければ」とも。“京女”らしくはんなりとおっとり口調で意気込む19歳だが、その闘志は燃えているはずだ。(文・笠井あかり)

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