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「ミスショットの原因はスイングじゃない! 中古でそろえたクラブだから?」そんな新米記者Sの疑問を解消

クラブのソールにテープを貼ってスイング。テープが削れた部分の真ん中を最下点とし、専用の機械でインパクト時のライ角を測った(撮影:ALBA)

新品は高くて手が出ないから中古でそろえたクラブセット。ただ、引っかけミスが止まらないのが悩みの種……。もしやクラブに原因があるのでは? そこで練習場と工房が一体となったインドア施設『GOLF PLACE』(東京都練馬区)を訪れ、取締役兼クラフトマンの山﨑康寛さんに話を伺いました。

打席に入ると「まずは普段の練習のように打ってください」と言われて打つことに。「Sさんは手首を返し過ぎですね。トップを作り、体の向きはそのままでクラブヘッドを床に2回叩きつけてから、3回目で打ってみてください」とレッスンがスタート。
 
どうしてレッスンを? と聞くと「クラブを調整するだけではミスにつながる動きを固めてしまうからです。スコアアップにはクラブの調整はもちろん、スイング自体の改善も大切なんです」との答えが。確かに。
 
レッスンが終わると、次はナイスショット時のライ角、クラブの重さ、長さ、ロフト角、ライ角、バランスを測って、理想の形から逆算して調整。ナイスショット時のライ角が7番アイアンで64度でしたが「ここまでアップライトにすると、しっかりハンドファーストで打てるようになったときに左に飛んでしまう。62度くらいが合っていると思います」と山﨑さん。
 
続けて「これを基準に、シャフトの長さが0.5インチ変わるごとにライ角も0.5度ピッチで調整するのがセオリーです。現在、7番アイアンから8番アイアンのライ角が1.25 度も離れている。8番アイアン以下が引っかけやすい状況なので、絶対に調整しないとダメですね」と説明してくれた。
 
さらに「1回で完璧に調整はできないので、お客様にはもう1度来てもらって無料で調整します」といううれしいサービスもあるとのこと。ちなみに嘘のようですが、クラブ調整とレッスンのおかげで、引っかけを怖がらずに振れるようになり距離が1番手伸びました。
 
つまりスイングだけ直してもミスは直らないし、クラブだけを調整してもダメということ。皆さんも一度自分のクラブ&スイング診断をしてみてはいかがでしょう?(新米S)
 
山﨑康寛さん
プロからも絶大な信頼を受けるゴルフ工房『Studio CGA』が主催する、工房と練習場が一体となったインドア施設『GOLF PLACE』取締役。緻密な作り込みが評判の凄腕クラフトマン。
 
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