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「歓迎されている」レクシー・トンプソンがサウジ戦を23年初戦に選んだワケ

レクシー・トンプソンがサウジ初見参(撮影:GettyImages)

<アラムコ・サウジレディスインターナショナル Presented By PIF 事前情報◇15日◇ロイヤルグリーンズゴルフ&CC(サウジアラビア)◇6295ヤード・パー72>

欧州女子ツアーはサウジアラビアで超高額賞金大会が開催される。世界各国のビッグネームが出場選手に名を連ねるなか、世界ランキング7位のレクシー・トンプソン(米国)が2023年の初戦を中東で迎える。

米国女子ツアー通算11勝を誇るレクシーだが、最後の同ツアー優勝は19年。気づけば3年近くの歳月が流れている。コンスタントに上位争いに加わるも、12勝目にはいまだ届かず。そんななかで、昨年は欧州ツアーとサウジゴルフ共催の「アラムコ・チーム・シリーズ」で3年ぶりの勝利を挙げた。

同大会は米国ニューヨークで開催されたため、今回が初サウジ。とはいえ、レクシーにとって中東の地は思い出深い地でもある。さかのぼること12年前、当時16歳だったレクシーは「ドバイ・レディース・マスターズ」を制覇。翌年はタイトル防衛にも成功している。

そんなレクシーが今季初戦に選んだのがサウジ。「とても歓迎されていると感じるから出場する」とその理由を明かす。「この大会のホスピタリティはすばらしいと聞いていたし、チーム・アラムコの試合はいつも楽しみにしている。とにかくここに来られてうれしい」と興奮は冷めない。

アラムコはサウジアラビア国有で世界最大の石油会社。潤沢なオイルマネーで、今大会の賞金総額も500万ドル(約6億7000万円)と超高額。「女子ゴルフにとってはとてもいいことだし、正しい方向に向かっているということ」と、破格マネーも歓迎すべきとした。

「いままででいちばんトレーニングをしてきた」と、連日ハードなトレーニングをSNSにもアップするなど、充実感がにじむ。本格開幕を控える米女子ツアーの前に、サウジで“一発”あてて幸先よくシーズンをスタートさせたい。

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