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原口あきまさ歓喜!『ゼクシオ13』『ゼクシオ エックス』ドライバーを3人試打!【ギア探キリヌキ】

新企画発動!3人試打で合うモノ探し

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秋のトーナメントに投入された未発表プロトタイプの段階で、投入週に菅沼菜々が『ゼクシオ エックス』ドライバーで即優勝。「今までで一番曲がらなかったかも」と、会見で話していた。その『ゼクシオ13』『ゼクシオ エックス』がついに正式発表を迎えたが、国民的人気クラブの新作は、我々アマチュアにとってどうなのか?
 
それを探るべく、ALBA TVの人気番組『ギア探』が最新ドライバーを調査することに。HS40m/sのスライサーで、ザ・アベレージゴルファーの原口あきまさが「合うギア」を探す番組だが、今回は新企画を発動。いつもはサポートに徹している、番組メンバーの秋山真凜鶴原弘高も揃って“3人で試打”することに。

冒頭から「すみません。ボクの負担が減って有り難い」と笑う原口だが、実は本気。こよなく愛すエースボール『ゼクシオリバウンドドライブII』とドライバーをマッチさせられると、心底喜んでいた。まずは、松山英樹も「なぜか芯に当たっちゃうし、打感がめっちゃいい!!」と絶賛する、今作ドライバーの新テクノロジーをおさらいしよう。
 
芯技術① バイフレックスフェースとは?

今作の『ゼクシオ』を端的に説明すれば“芯を広げて、芯に集める”がテーマ。一つめのキーテクが【BiFLEX FACE(バイフレックスフェース)】だ。打点位置によるインパクトを徹底科学したダンロップは、フェースのトウサイドからヒールサイドにかけての外周部の剛性を最適化。芯を大きく外した時でも、フェースのたわみを大きくして、高初速エリアを拡大させる新開発テクノロジーが搭載されたのだ。
 
例えば、頑固なカット軌道のスライサーの原口は、トウ側に大きく打点を外すことが多いが、この点を新しい『ゼクシオ』はカバーしてくれる。トウサイドのエッジ(フレーム)の丸みを大きくして剛性を強化し、大きくたわむフェースをフレームが受け止め、トウヒットでもボディのたわみを増幅して高初速が出せるという。

また、原口が飛ばそうとして起き上がる時に出る、ヒール打点のミスにも強くなっている。ヒールサイドは、エッジの丸みを小さめに維持し、フェースの高さを保持。ヒールヒットでもインパクト時のフェースのたわみを大きくすることで高初速が出せるようになっていた。
 
前作比でCOR=0.800以上の高初速エリアが『ゼクシオ13』が125%『ゼクシオ エックス』が143%という結果になると聞き一同「エェ~~、そんなに!?」と驚く。数字でも分かりやすく“芯を広げた”のだが、説明だけで納得するほど原口は甘くない。表情に「本当かよ!」がありありと浮かんでいる。
 
芯技術② Newアクティブウイングとは?

その反応も無理はなく、“芯を広げた”との触れ込みは、全メーカーの新作が使う常套文句。鶴原が「最後まで説明させて」とばかりに、2つ目のキーテク【New Activ Wing(アクティブウイング)】を説明する。前作にも付いていた、クラウンのヒール側の凸部の翼が今回は2段式になり表面積を増していた
 
つまり、ダウンスイング前半の空力をコントロールしてヘッド挙動を安定させるテクノロジーがパワーアップした形。実際、わざとミスをして打点を外そうとした松山英樹が「芯を外そうとしても芯に当たっちゃう」と、驚いていた部分である。
 
2段式で表面積が増して空力性能が増したため、ヘッドのブレを抑える力は前作比で揚力が8%、抗力が12%増。これでダウンスイング後半からインパクトで、フェース角のバラつきが11%減り、打点のバラつきも11%良くなったとか。バイフレックスフェースで芯を広げ、Newアクティブウイングで芯に集める、というわけだ。
 
『ゼクシオ13』の10.5度Sに原口「オレ、もうコレ!」

原口でも体感できるのか? まずは『ゼクシオ13』の9.5°、純正シャフト『MP-1300』のSを打つと、中弾道でやや左方向に真っすぐ飛んだ。秋山と鶴原の「ちょっと低いから10.5°にすれば?」の勧めに応じて振ると、凄まじい勢いのドローが飛び出し、計測表示は225ヤードだが、実質転がって250ヤード付近まで球を運んだ原口
 
数発同様の当たりをマークした原口は「オレ、もうコレ!」と即決した模様。「私にも打たせて!」とベストスコア67のドロ―ヒッター・秋山が打つと「かなり、つかまる」結果。S➡SRに落とすと「振りやすい」と、原口の球と同地点まで運ぶ。ところが「今の実はボール半個ヒールだったんですよ」と明かし「それでもミスにならない」と言う。
 
「いや、そこも芯だから!」とすかさず大声でツッコむ原口。鶴原もヒールに大きく打点を外してもフェアウェイキープし曲がらない結果に、一同「そういうことですよね、やっさすぃ~~」と、“芯を広げた”と触れ込み通りの『ゼクシオ13』の性能に納得。また、全員が爽快感のある打球音に高評価で、秋山と原口は手応え通りの“飛び”にぞっこんの様子
 
秋山と鶴原は『ゼクシオ エックス』でぶっ飛び

次に『ゼクシオ エックス』の10.5°(SR)を原口が試すと、1球目から会心の当たりでストレートドローが飛び出す。アスリートモデルでもいきなり“芯に集まる”結果に本人も困惑気味だが、ヘッドスピードが近い秋山が打つとさらなる驚きが。こちらも1球目からストレートドローの凄まじい当たり。「私はエックスですね」『ゼクシオ13』よりいい手応え。
 
下り面の着弾で大きくランを稼ぎ、実際は250ヤードオーバーだったが「実は今のもミスショットで、かなり下目に当たって“あっ!”と思ったけど全然曲がんない。しかも飛ぶ!」と秋山。コレには原口、鶴原も「エェ~~、全くミスに見えなかった」と驚くしかなかった。カスタムシャフト『スピーダーNXブラック』(50S)の9.5°を打った鶴原もサラッと振ってキャリー250ヤード超を記録し「コレですね」と即決だった。
 
12月9日発売を前に、既に店頭試打も始まっている『ゼクシオ13』『ゼクシオ エックス』ドライバー。鶴原は「キャッチコピーに【For ALL Golfers】とある通り、幅広いゴルファーに合うモデルが見つかります」としみじみ話していた。女性にも大人気の『ゼクシオ』だが、『ゼクシオ13 レディス』の発売はメンズの一週先の12月16日。“芯を広げて・集める”を、ぜひアナタも体感してほしい。
 
✦取材協力/南総カントリークラブ
✦撮影/山代厚男

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