罰金2億8000万円は史上最高額? LIVゴルファーのウィースバーガーが欧州ツアー復帰へ
LIVゴルフで2年間プレーしたベルンド・ウィースバーガー(オーストリア)が2024年からDPワールド(欧州)ツアーに復帰する。「ベルンド・ウィースバーガーの2024年のメンバー復帰申請は、DPワールドツアーによって正式に受理された」と同ツアーのキース・ペリー会長がステートメントを発表した。
38歳のウィースバーガーは欧州ツアー通算8勝。2021年には欧米対抗戦「ライダーカップ」にも出場したが、2022年からはLIVゴルフに移籍した。22、23年の2年間で22大会に出場したが、23年シーズンの個人正式は41位で来季の出場権を失った。
12月に開催されるLIVの予選会に出場して好成績をおさめれば、マーティン・カイマー(ドイツ)が率いるクリークスGCに復帰、もしくはフリーエージェントとして他チームでのプレーも可能だが、ウィースバーガーは“古巣”への復帰を選択した。
英テレグラフ紙によると、欧州ツアーが科した罰金はゴルフ史上最高額の150万ポンド(約2億8000万円)で、LIVゴルフがウィースバーガーと交わしていた契約により、LIVが代わりに支払ったと伝えている。
「来季はDPワールドツアーに集中してプレーすることを発表できて、とてもうれしい」とウィースバーガーは自身のソーシャルメディアに投稿。「ぼくはDPワールドツアーのメンバーを一度も返還していなかった。そのおかげで、来年はフル出場が可能となることに感謝している」と伝えた。
ウィースバーガーの出場資格は生涯獲得賞金トップ40のカテゴリーで、復帰は来年1月中旬以降となる。(文・武川玲子=米国在住)
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