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大きく曲がるラインはどう読む?ツアー屈指のパター名人、青木瀬令奈が詳しく教えてくれた!

ストレートラインにボールを運んで、下りならカップの上からポトリとボールを落とすイメージでラインを見つける。グリーンスピードが速いほど、ストレートラインの距離が長くなる

ストロークに問題がなくても、狙ったライン自体が間違っていたら入るものも入りません。ただ、ライン読みはそこまで難しく考える必要はないと思っています。私は3ステップで考えていて、それで大きく外すことはまずありません。ここではそのステップを具体的にお話ししましょう。

まず最初のステップとして、カップまで真っすぐコロがるラインを最初に見つけます。カップから逆算して考える感覚です。

次に、自分のボールとそのラインを結ぶポイントを探しましょう。コツは、カップイン時のボールスピードをイメージすること。下りのラインなら、最後にポトリとカップに落ちる感覚です。速いグリーンならカップから遠く、遅いグリーンならカップから近いポイントになります。このポイントからカップに向かってボールを流し込む感覚と言えばわかりやすいでしょうか。

最後に、そのポイントとボールを結んで、打ち出す方向とコロがるスピードを決めます。

特に大事なのは2番目の手順です。コロコロとコロがり、最後にポトリとカップインするイメージを持つと、ストレートライン上のポイントを見つけやすくなります。上りor下り、フックorスライス、どんなラインでも、私はこの手順を踏んでいます。みなさんもぜひ試してみて下さい。

青木瀬令奈
あおき・せれな/1993年生まれ、群馬県出身。2017年に初優勝。21、22年にも1勝ずつ挙げ、今年は「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」で通算4勝目を達成。リシャール・ミル所属

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