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今シーズン50億円獲得! テイラー・グーチがLIV年間王者「夢が叶った」

年間王者に輝いて誇らしげなテイラー・グーチ(撮影:GettyImages)

<LIVゴルフ第13戦 at ジェッダ 最終日◇15日◇ロイヤル・グリーンズGC(サウジアラビア)◇7048ヤード・パー70>

“年間王者”のタイトルがかかっていたジェッダ大会は、トータル12アンダーで並んだテイラー・グーチとブルックス・ケプカ(ともに米国)がプレーオフを行い、昨年同様に2ホール目で制したケプカが大会連覇。一方で2位のグーチは25位で終えたキャメロン・スミス(オーストラリア)を抜いて年間王者に輝いた。

そのボーナスはなんと1800万ドル。日本円にして約27億円を手にすると「夢が叶った特別な日」と興奮した。

「今年は1月1日からきょうまで、ずっとこの瞬間を目指して戦ってきた」というグーチは、今シーズン13大会で3勝を挙げて、獲得賞金は1513万7066ドル(約22億7000万円)。これに年間王者のボーナス1800万ドルを加えると、実に3313万7066ドル(約49億7000万円)を個人で稼ぎ出した。

ちなみにグーチはこれまでPGAツアーに123試合出場しているが、生涯獲得賞金は925万ドル(約13億8000万円)あまりだから、その4倍近くの賞金をわずか1年間で手にした。

「年間王者のタイトルはこれまで一生懸命練習してきた努力の証し。この位置に来るまで何年もかかった。LIVゴルフには世界ランカーや、レジェンドなどたくさんの選手がいる。そのなかで頂点に立てたことは、世界のトップ選手の一人になれたという大きな意味がある」とグーチは感慨深かった。

一方、大会連覇を果たしたケプカは優勝賞金400万ドル(約6億円)、そしてポイントレース3位のボーナス400万ドル(約6億円)を加えて、計12億円をゲットした。

「バーディをとりたいところですべてとった。テイラーは本当にいいプレーをしていたから手強かった。最後のバーディパットはレギュレーションと同じラインだった。勝てたのは本当に幸運だった」と勝利を喜んだ。

個人戦は終了したが、次週は米フロリダ州のマイアミでチームチャンピオンシップが開催される。チーム戦の年間レースはダスティン・ジョンソン(米国)率いる『4エーシーズ』が現在トップ。グーチの『レンジゴーツ』は4位、ケプカ率いる『スマッシュ』は8位につけている。(文・武川玲子=米国在住)

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