『ゴルフの鉄人』 ツアー連続出場試合数ナンバーワンは誰?

142試合連続出場の小祝さくら(撮影:鈴木 祥)

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が公式インスタグラムを更新。6月13日は『鉄人の日』。それにちなんで、連続出場試合数上位4人の選手にその秘訣を聞いた。

最初に登場したのは大里桃子。2021年開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」以来、91試合連続出場で現在も記録を更新中。「カゼもあまりひかない」という大里は「休むのがもったいない」というストレートな思いを語る。
 
永井花奈は、17年「ほけんの窓口レディース」から19年「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」までの90試合に連続出場。トレーナーに感謝しつつ、「サウナが大好きなので、疲れていると思ったときは水風呂に長く浸かると足の疲れが楽になります」とサウナを活用していることを明かした。
 
飛ばし屋として知られる穴井詩は、19年開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」から22年「樋口久子 三菱電機レディス」までの125試合。連続出場するのは「うまくなりたいというモチベーションです」と語る。試合を休んでも練習はするのだから、それならば試合のほうが環境がいいと飽くなき向上心をのぞかせた。
 
JLPGAツアーの『ゴルフの鉄人』に輝いたのは小祝さくらだった。18年開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」から22年「リゾートトラストレディス」まで、実に142試合も連続出場は続いた。「出られる限りは出たいです。今はやれる体力はあるので、そういうときにしっかり出たい」と話す。おっとりとした語り口からは連続試合出場という鉄人ぶりは感じられないが、内に秘めたパワーは想像以上なのだろう。
 
連続出場は1試合でも欠場してしまうと途切れてしまうだけに、選手にとっては輝かしい勲章といえるだろう。しかし小祝も語っているように「決して無理せず、ケガにつながらないように」万全の注意を払いながら、試合に出場している。連戦続きのツアープロにケガはつきもの。それだけに数字以上の栄誉があるともいえる。

関連記事