
<JLPGA最終プロテスト 事前情報◇3日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 (岡山県)◇6464ヤード・パー72>
いよいよあす4日から、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のツアーメンバー入りを目指す最終プロテストが始まる。1次、2次予選を勝ち上がった選手に、規定によってここから出る選手も加えた106人が、合格ラインの上位20位(タイ)入りを目指していく。
そのなかには、今回が初のプロテスト受験という選手も少なくない。現在、沖縄カトリック高3年生の吉﨑眞夏(マーナ)もそのひとり。2007年9月17日生まれで、今年『4月1日時点で満17歳以上』と定められている受験可能年齢に達した。
今年8月には「日本ジュニア選手権(女子15歳~17歳の部)」を制覇。“日本一”の称号を引っ提げて出場する。「準備できることはしてきました。120%以上。体調も整えて、自信をもって来ることができました」と、開幕前日の表情は充実している。
先週は、10月31日が最終日だった国内女子下部ステップ・アップ・ツアーの「ヒルズレディース 森ビルカップ」に出場。アマチュア勢で唯一、決勝に進んだだけでなく、12位という好結果で終えた。「この大会でも見えるものがありました」と、“最終調整”もバッチリだ。
今年だけでレギュラーツアーも3試合を経験。地元・沖縄での開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」12位など、うち予選通過は2試合と、実力の片りんは見せている。「いいきっかけや、経験を積み上げられた」。トップレベルでの試合は18歳にとって何よりも成長を促す機会になっていたようだ。「自分のリズム」を作り上げることに集中した1年の集大成。「“通過”を考えるのではなく、“優勝”という気持ちでいます」と、目指すはトップ合格の席だ。
海外勢含め、今年は28人の初出場選手が最終テストに出場する。吉﨑と同じ高校3年生世代は日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームメンバーの長澤愛羅(あいら、ルネサンス高)、新地真美夏(まみか、共立女子第二高)や、現在、女子ツアーで年間女王を争う神谷そらの妹・ひな、今季レギュラーツアー初優勝を挙げた荒木優奈の妹・七海(日章学園高)ら16人いる。それぞれが厳しい4日間をくぐり抜け、一発合格を目指していく。(文・間宮輝憲)
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