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小林浩美JLPGA会長が五輪出場濃厚の笹生&山下に期待「メダルを獲って欲しいし、その実力がある」

パリ五輪代表となった笹生優花(左)と山下美夢有(撮影:南しずか)

<アース・モンダミンカップ 最終日◇24日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6688ヤード・パー72>

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長が、現地時間23日まで行われていた海外メジャー「KPMG全米女子プロ選手権」での日本勢の活躍について、「アース・モンダミンカップ」の会場で喜びを話した。

この質問を受けると、「うれしい! ものすごくうれしいし、すごいなと思う。大したもんだし、誇らしい」と文字通り、選手たちに拍手を送った。大会中とあって試合の様子はスマートフォンの速報サイトでチェックを続けたが、その画面とにらめっこしながら興奮していた様子が伝わってくる。

2位の山下美夢有、7位の渋野日向子、西郷真央と日本勢3人がトップ10入りしたことについても、「自分の力を出そうとして優勝争いになっても動じない。美夢有ちゃんは相当粘った。メジャーの最終組で回るのは相当なプレッシャーがあるのに、そこで力を出せたのはすごく大きい。渋野さんも米国でもまれてきた成果だと思うし、真央ちゃんも慣れない米ツアーを転戦して力をつけた証拠」と賛辞は止まらない。

また、この結果により笹生優花と、逆転で山下が今夏のパリ五輪日本代表に決まることが濃厚な状況に。これについても「(代表が)誰になっても日本はメダルを獲って欲しいし、獲れる実力がある。東京に続いてのメダル獲得。2人にはぜひ獲ってもらいたい」と期待を寄せる。会長自身も「行きます。旗を振って応援しますよ」。パリ五輪会場で、2021年東京五輪で銀メダルを獲得した稲見萌寧に続く快挙を見届けるつもりだ。

自身も米ツアーで4勝を挙げるなど、かつて米国を主戦場にしていたひとり。その時の経験をもとに、4日間大会の増加などツアー環境を整備し強化に努めてきた。今年は「全米女子オープン」で笹生が大会2勝目を挙げるなど、日本勢がメジャーで優勝争いをするのも、当たり前の光景になっている。

これについては「レギュラーツアーはアメリカに近づくように、ステップ(・アップ・ツアー)はレギュラーツアーに近づけてきた。選手たちは激しい競争を勝ち抜いている。また渋野さんが(19年に)全英で勝たことで『自分も』となっている」など、考えられる要因について話した。(文・間宮輝憲)

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