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将来、フェアウェイをサーフィンできるようになる? 米国発のゴルフ専用1人乗り電動モビリティ「ゴルフボード」が日本初上陸

これがホントの陸(おか)サーファー

アメリカで大バズリしたゴルフ用モビリティが、遂に日本にやってきた。株式会社LEMO(本社:兵庫県姫路市 代表取締役:渡邊正人)は、ゴルフ専用1人乗り電動モビリティ「GOLFBOARD(ゴルフボード)」の総販売元である米国Sol Boards Incと日本総代理店契約を締結しGOLFBOARD Japanを設立、2023年12月12日より米国製ゴルフボードを全国のゴルフ場を対象として予約販売を開始した。

まるで“手引きの一人用ゴルフカートにスケボーをくっつけた”ような外観のゴルフボードは、アメリカで大バズリした電動モビリティ(乗り物)だ。2013年にアメリカ・マリブビーチで開発され、試乗動画がSNSで発表されると3,500万回再生を突破。米国ゴルフ業界から高く評価され、2014年に権威ある米国PGA最優秀新製品賞を、2016年には米国ゴルフダイジェスト編集部が選ぶベスト・クラブトランスポート賞を受賞した。“Surf the Earth(地球をサーフィンする)”をキャッチコピーに、現在では世界300以上のゴルフコースに導入されている。

人間工学に基づいた安全設計がなされており、乗車時のぐらつきが少ない低重心&4WD。ハンドルを回転させるのではなく左右に体重移動を行うだけで方向転換できる直感的な操作性、さらに親指で操作するだけでスムーズな加速と減速を行えるワンタッチ・スロットルのほか、前進/後進、高速/低速モードの切り替えスイッチ、LEDバッテリー残量インジケーターの全てをスタビリティバーに集約させることで、より直感的な操作が出来るようになっている。ボード経験が無くても、講習ビデオが準備されているので大丈夫。操作は簡単ですぐに習得でき、年齢を問わず誰でも短時間でスムーズにライディングできるようになるという。
 

ゴルフボードジャパンの公式サイトで公開されているプロモーションビデオには、シーサイドコースのフェアウェイをサーフィンのようにライドする海外ゴルファーの姿が収められている。なんだかすごく楽しそうだし、カッコいい!
 
「海外で検証したところ、ゴルフボードのみでラウンドした場合、ゴルフカートに比べてラウンド時間が半分になったという結果が出ました。また他のプレーヤーにスピードを合わせる必要がないので、自分のプレーのみに集中できるメリットもあります。しかしゴルファーの最大のメリットは“ショットとショットの間にライディングできる”という楽しみが増える事だと思います」(ゴルフボードジャパン・渡邊代表)
 
2019年に行われたゴルフルール改正で、1プレーにかける時間は40秒以内と推奨された。もしパープレーで回れるゴルファーが全てのプレーで40秒かけても、合計で48分。1ラウンドにかかる時間を5時間と仮定すると、プレーに要する時間はたったの16%で、100を打つゴルファーでも22%。つまり1ラウンドに我々が費やす時間のうち約80%は、移動時間か待ち時間ということになる。
 
この80%も楽しい時間に変わるとしたら、ただでさえ面白いゴルフがどれだけ楽しくなることだろう。日本で普及する日が来るのが待ち遠しい。

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