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モナハン会長が会見! PIFとの統合は年内締結に自信、しかしやはり詳細はなし

会見にて自信をのぞかせたジェイ・モナハン会長(撮影:GettyImages)

22-23年シーズン最終戦「ツアー選手権」は米ジョージア州アトランタ郊外、イーストレイクGCで24日に開幕する。

22日、同会場で米PGAツアーのコミッショナー、ジェイ・モナハン会長が会見を行った。DPワールド(欧州)ツアーとも、LIVゴルフをバックアップするサウジアラビアの政府系ファンドPIFとの統合に向けて日々調整中で、年内締結に向けて“自信”を強調した。

6月6日、電撃的な統合発表は選手、スポンサー、ファンに大きな衝撃となった。モナハン会長はその後体調不良から一時的に職を離脱したが、その後回復し会長に復帰している。最終戦の火曜日は毎年行われる定例会見の日で、PGAツアー代表を務めるテイラー・デニス氏とともに壇上に上がった。

6月6日に発表されたのは、今後米PGAツアー、DPワールド(欧州)ツアーとPIFが新しく利潤を求める会社を設立するための「骨組み」で、まだ締結が完了したわけではない。「PGAツアーにとって建設的な結論になることに自信を持っている」とモナハン会長。締結完了の期限は年内で、今年の12月31日。必要とあれば延長も可となっているが、「現時点で年内に締結成功に届かない理由は見当たらない」と自信をみせた。

「話し合いは週に数回行われている」とデニス氏とし、「詳細を詰めている段階で、スケジュール的には予定通り。非常に前向きに協力しあうもの」だとした。

大きな争点の一つとなっているLIVゴルフに移籍した選手が望めばPGAツアーに戻ることができるかという問題は、「シーズン終了した時点でカムバックできる道筋を作る」としたが、「まだ決定していないことで多くのことをPIFと協議中なので残念ながら応えることができない」と明言を避けた。新しく設立される団体のCEOはモナハン会長で、PIFの会長、ヤシル・アルルマヤン氏が新団体の会長を務める。(文・武川玲子=米国在住)

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