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西郷真央はティショットの乱れで『79』 「決勝で伸ばせないのが今の実力」

西郷真央は今後に新たな決意(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<シェブロン選手権 最終日◇23日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6824ヤード・パー72>

西郷真央は「日を重ねるごとに調子が悪くなっていった」というティショットの乱れから、「79」の幕締めに。悔しさを残したまま、トータル11オーバー・65位で今季最初のメジャーを終えた。「(スイング時の)気持ち悪さはないけど、自分がやりたくない動きが出てしまった。試合を重ねながらやっていきたい」と、引き続き修正を行っていく。

大きく右に曲がったティショットがOBになりボギーフィニッシュした最終18番など、肝心なところで安定を失った。「予選通過できたのは一つの自信。ただ2日目も勝負をかけないといけないところは3番ウッドを持ちました」。ドライバー不振に陥った昨季終盤。その流れがメジャーの舞台で訪れてしまった。第2ラウンドには「68」をマークし、予選通過を果たしたが、まだ状態は“日替わり”ともいえる。

「オフのころを考えれば、この試合に来られたことが奇跡」。それほどの状態から、ここで戦うまでには持ち直した。「死ぬ気で練習した」ことがその背景にある。「今まではドライバーで(フェアウェイを)キープできていたと思ったので、ティショットでドライバーを選択できるような調子に持っていきたい」と、ここからもクラブを振り続ける。

あす米国を離れ、ディフェンディング大会の「パナソニックオープンレディース」に出場するために日本に戻る。「もちろんコースは違うけれど、やるべきことは変わらない。まずはきょうのティショットをしっかり反省して、まとめられるようにしたい」。4日間通じてのフェアウェイキープ率は66%だが、ここぞで大きなミスがでない安定感を取り戻す。

昨年は「全米女子オープン」、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」、「エビアン選手権」、「AIG女子オープン(全英)」と4つのメジャーに出場。エビアン選手権では3位にもなった。もちろん、この後に行われるメジャーへの出場も目標に掲げる。「決勝ラウンドで伸ばせないのが今の実力。ティショットがうまくいってパッティングが入っても、30位までしかいけない。もっと上を目指したいと思っているので、すべてにおいて練習したい」。そんな考えが、今後のモチベーションになるはずだ。(文・間宮輝憲)

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