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ゴルフ「緑の甲子園」高校男子団体 埼玉栄が気迫のプレーで逆転V

チームを引っ張ったキャプテンの佐藤快斗(撮影:山代厚男)

<Sky presents 2023年度全国高等学校ゴルフ選手権大会 文部科学大臣旗争奪 第44回男子団体の部 最終日◇6日◇サンヒルズカントリークラブ ウェストコース(栃木県)◇6891ヤード・パー72>

栃木県のサンヒルズCCイーストCで行われた「2023年度全国高等学校ゴルフ選手権大会」高校男子団体の部。「緑の甲子園」と呼ばれる同大会で、8月6日の最終日に2位からスタートした埼玉栄(埼玉県)が、日章学園(宮崎県)に競り勝ち5年ぶりに栄冠に輝いた。

首位が目まぐるしく入れ替わる激戦となった高校男子団体の部だが、最終的に埼玉栄と日章学園がトータル426ストロークで並んだ。結局、2日間4人の合計スコアにより埼玉栄が勝利を手中に収めたが、同校をけん引したのがキャプテンの佐藤快斗(3年)だ。

「逆転優勝を目指して、全員がアンダーパーで回るという目標を立てました。自分も14番でダブルボギーをたたいたときは、必ず取り返す気持ちで臨んだ。その結果、15番から3連続バーディを奪うことができました」と、気迫あふれるプレーを随所で見せた。

「首位争いの緊張から18番でOBを打ってしまい、みんなを最後ヒヤヒヤさせたことが心残りです。でも、優勝できて本当にうれしかったです。2日間とも60台で回れたのですが、もっとスコアを伸ばしたい思いがありました」(佐藤)。

この日、72のパープレーで回った3年の栗原遥大も、「初日に3オーバーを打ってチームに迷惑をかけてしまったので、今日は頑張ろうと思っていました。結果的にアンダーは出せなかったのですが、チームを鼓舞し盛り上げることも考えてプレーしました」と、逆転優勝へ必死のプレー。

「今日は2オーバーと悔しい思いをしましたから、これからも一生懸命練習して頑張りたいです。でも、高校最後の年に優勝できて思い出ができました」(3年の志村由羅)

「アンダーで回るのが目標だったのですが、自分の1打がみんなに影響すると考えてしまい、初日はすごく緊張し実力が及ばなかったと感じました。2日目はみんなの応援に回りましたが、優勝できてすごくうれしかったです」(3年の飯田悠磨)

「初日はサポートとして、みんなに声援を送っていました。2日目は交代した先輩のぶんも頑張ろうと考えていて、緊張もありましたが1アンダーで回れたので自分らしいプレーはできたように思います」(2年の松谷崇嗣)

4人全員の力でつかんだ優勝だった。

8月8日からは2日間の日程で個人戦が行われる。

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