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小祝さくらが2日目に“ナイスカムバック” それでもちょっと心配顔?「後半組がどうなるか」

“ナイスカムバック”の小祝さくら。予選通過は後続のスコア次第となった(撮影:佐々木啓)

<日本女子オープン 2日目◇29日◇芦原ゴルフクラブ 海コース(福井県)◇6528ヤード・パー72>

「ショットが散っていた」という初日に3オーバー・76位タイと出遅れていた小祝さくらが、ナイスカムバックで決勝にコマを進めることができそうだ。4バーディ・1ボギーのトータルイーブンで2日目を終え、前日の“負債”を消した。

「そこ(カットライン)しか気にならなかった」と、とにかく予選通過を目指すラウンドになった。設定したラインはイーブンパー。トゥデイ3アンダーを目指した。「ショットが良かったけどパットが…」と、チャンスを決め切れない場面もあったが、それでも前日の課題はきっちり修正済み。無事、目標に到達した。

「(クラブが)インサイドから入っていたので、そうならないことを意識していきました」というのが、前日の不調の原因。午後組で回った初日は、スタートから豪雨、強風にも見舞われたが、原因はそこではなく自分に求めた。ラフに入ると、チャンスにつけるのは困難になるため、ドライバーはとにかくフェアウェイキープを心がけた。

このコースの一番の特徴ともいえる厳しいアップダウンは、どうしても体力を奪う。特に急な斜面が多いアウトコースは厄介で、小祝も「前半がインで、そこからアウトになるのがしんどいんです」と明かす。2日目はその流れだったため、終盤は足取りも重い。同組の選手たちと『アウトが後半なのやば~い!』と“盛り上がり”ながら、なんとか18ホールを完走した。

決勝ラウンド進出は60位タイまで。小祝が上がった時は1オーバーがカットラインで、1打上回っていたが、それでも心配は尽きない。「とりあえずイーブンまで戻せたけど…あとは後半組がどうなるか、ですね」。かなり有利な状況ではあるが、後続の結果を祈りながら待つことになりそうだ。(文・間宮輝憲)

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