ゴルフ帰り 同乗のクルマでアナタは寝ちゃう? ゴルファーとして最低限のマナーとは
電車などの公共交通機関を利用してゴルフに行くこともできますが、令和の時代では、大多数のゴルフコースが自動車で行き来する前提の場所にあります。だから、ゴルフの行き帰りの車の中でのゴルファーとしての立ち振る舞いが注目されるのです。
走っている車の揺れは眠りを誘う薬で、行きも帰りも寝てしまうという人もいます。素朴でカワイイじゃないか、と思われる例はごく少数で、それが原因でゴルフに誘われなくなってしまった、という悲劇も起きています。もちろん、寝てしまってもまったく気兼ねしない間柄の友人ならば問題はありませんが、それほど近しい関係の人でない場合はそれなりの配慮が必要です。
運転者への心配りとして、寝ないことがマナーであるというのが昭和時代の接待ゴルフでは常識でした。接待される側のお客様は、爆睡しても良いのですが、だからこそ、社会人としての器を試されるシーンでもあったのです。1時間に1回、または、渋滞予測が出たら、その前のサービスエリアでトイレ休憩を取ることなどを接待ゴルフのマニュアルに入れていた企業もあります。
当たり前ですが、運転者も眠たいのが事実であり、寝ないでおしゃべりをしたりするのが、人として最低限のマナーだと考えたほうが無難なようです。
色々な話題を予め準備をしてスマホにメモっておく、という人もいますが、しゃべるのが苦手な人もいます。先日、若者ゴルファーに聞いたのですが、ゲームをして、ビリになった人は、罰ゲームで、トイレ休憩のときに売店で全員に飲み物などを買う、という方法が暇つぶしになるし、時間もすぐに過ぎるので面白い、と推薦されました。
その前に出た答えを全て順番通りに答えてから、自分の回答を重ねていくという山手線ゲームの応用や、「あ、で始まる3文字の食べ物は?」というように、最初の一文字と分野を親が決めて、早い者勝ちで答えていくゲームも盛り上がるそうです。
個人的にオススメは、アイスを食べると眠気がなくなるので、アイスの話題にして、みんなで食べますか?という方向に持っていくことです。辛党の人も含めて、老若男女、アイスがNGの人はあまりいませんし、コンビニなどは注意してみると毎週のように新作のアイスが出ています。好きなアイスの種類やフレーバーなどを始めとして、話が広がりやすいのも魅力です。
ほとんどのサービスエリアには、何らかのアイスが売られていますし、下道の場合ならもちろん「コンビニに寄りましょう」ということになりますね。
「みんなで無事に家に帰るまでがゴルフです」
好かれるベテランゴルファーは例外なく、行き帰りの車中で眠くならないハウツーを複数持っているものです。ゴルフが上手いとリスペクトされる一部門として、鍛えるのがオススメなのです。
(取材/文・篠原嗣典)
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