「苦しかった…」ツアー2勝の堀琴音が“無念”のシード陥落【2023年下半期の1ショット】
2023年下半期は、ツアー界でどんな話題があったのか? ALBA Net恒例のライブフォトで閲覧された写真の上位20位を抽出し、それぞれ振り返ってみたい。今回は「大王製紙エリエールレディス」での堀琴音より。
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2021、22年と2年連続で優勝を挙げた堀。しかし、今季は大王製紙まで32試合に出場し13試合で予選落ち(棄権は1)と苦しいシーズンを過ごしてきた。6月には4試合連続予選落ちも経験した。シード権圏外のメルセデス・ランキング(以下MR)55位で、シード権が決まる最終戦に臨んだ。
初日を「66」で滑り出した堀は、2日目も「69」。短縮競技となった3日目の最終日も「69」を並べ、トータル9アンダー・9位タイで56.25ポイント(pt)を積み上げた。
しかし、シード獲得圏内のMR50位との56.6pt差をひっくり返すことはできず、シードを喪失。その差はわずか0.35ptだった。
「一人では無理だった。キャディさんが、ミスをしてもポジティブなことを言ってくれて助けてくれました」と明かす。プレッシャーがかかるなか、最後の最後まで“生き残り”の道を探った。
「これまでシード争いをしたことがなかったので…苦しかった」とこれまでの苦しかった争いの日々を思い出すと、涙をこらえることができなかった。
それでも、MR51位に踏みとどまったことで、同51~55位が得られる来季の前半戦出場権は獲得した。「また来年は優勝できるように」と来季はシード権争いではなく通算3勝目を目指していく。
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