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主要9部門のうちトップ10が7つ! “総合力No.1”は蝉川泰果に輝く【2023年スタッツ振り返り】

メルセデス・ベンツ トータルポイントランキングで1位に輝いた蝉川泰果(撮影:鈴木祥)

全26試合が行われた2023年の国内男子ツアーをスタッツで振り返り、今季活躍した選手たちにスポットライトを当てる。今回は『メルセデス・ベンツ トータルポイントランキング』で1位を獲得した蝉川泰果を見てみよう。

同部門は総合力に優れたプレーヤーを選出することを目的とし、『平均ストローク』、『平均パット』、『パーキープ率』、『パーオン率』、『バーディ率』、『イーグル率』、『ドライビングディスタンス』、『フェアウェイキープ率』、『サンドセーブ率』の9部門の順位をそのままポイント換算し、そのポイントの合計で順位が決まる。

蝉川の今季のスタッツを見てみると、平均ストローク3位、平均パット11位、パーキープ率10位、パーオン率5位、バーディ率2位、イーグル率1位、ドライビングディスタンス6位、フェアウェイキープ率52位、サンドセーブ率10位。

1位1つを含む7部門でトップ10に入る総合力の高さを示し、賞金王の中島啓太(メルセデス・ベンツ トータルポイントランキング2位)を上回った。中島は蝉川とほとんど同じスタッツを叩き出したが、サンドセーブ率で55位だったことが、このタイトルに届かなかった要因となった。

蝉川は今季25試合に出場してトップ10が11回。そのうち2位が4回と2度の優勝を挙げている。シーズン2戦目の「関西オープン」でプロ転向後初勝利を達成するも、中盤戦以降は得意のドライバーの調子を落とし、思うような結果が残せず苦しむ姿もあった。

だが、最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で涙の栄冠を掴み、賞金ランキングは3位から2位(1億5581万9749円)に浮上してシーズンを終えた。そして、賞金ランキング3位までの資格で2023-24シーズンのDPワールド(欧州)ツアー出場権を獲得している。

【2023年メルセデス・ベンツ トータルポイントランキング トップ10】
1位:蝉川泰果(100pt)
2位:中島啓太(132pt)
3位:金谷拓実(186pt)
4位:ソン・ヨンハン(227pt)
5位:佐藤大平(233pt)
6位:大槻智春(234pt)
7位:永野竜太郎(235pt)
8位:木下稜介(262pt)
9 位:石川遼(267pt)
10位:岩田寛(272pt)

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