日本製の『X FORGED』好きなPGAツアー選手が増えるも、米国キャロウェイファンは購入できない!?
キャロウェイは、海外ブランドの中でもアイアン多機種を揃えるメーカーだ。中・上級者向けの『APEX』シリーズは、米国で『APEX』『同DCB』『同PRO』『同CB』『同MB』が市販され、ツアーでは先週「全米プロ」を制したザンダー・シャウフェレが使用する『同TCB』も供給されている。
ここに『Paradym Ai Smoke』シリーズ4機種など、アベレージ向けの製品も加わるのだが、日本で企画された『X FORGED』シリーズはアジアモデルにて未展開。が、直近の「全米プロ」などでラスムス・ホイガード(デンマーク)やイ・キョンフン(韓国)、クリス・カーク(米国)らが『X FORGED』を、ケリー・クラフト(米国)は『X FORGED STAR』を使用。日本製アイアンの人気が拡大中だ。
米国キャロウェイのツアー広報担当者は、PGAツアーにも供給され始め、米国のキャロウェイファンから「このアイアンは美しい」「このアイアンが欲しい」などと、注目度を増す『X FORGED』について、こう釈明している。
「誤解のないように言っておきますが、これは元々米国LPGAツアーとDPワールドツアーでシーディングされ、アメリカで徐々に普及してきた日本製のものです。米国では、いかなる不正な方法でも提供されることはありません。皆さん、ごめんなさい。私も手に入れることさえできないんです(笑)」(米国キャロウェイ・ツアー広報)
ラスムスの双子の弟、ニコライ・ホイガードも現在『X FORGED』をテスト中とのことで、米国女子ツアーでは既報の通り、イン・ルオニン(中国)、ミンジー・リー(オーストラリア)の他、先日優勝したローズ・チャン(米国)も『X FORGED』を使用中。アジアモデルとして日本の芝での「徹底的な抜けの良さ」にこだわったソール形状は、米国のコースでも好む男女プロが増えている。
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