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日本ツアー強化の妨げ? 改めて問いたいプロテストの意味【記者の目】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 R・へラン -29 2 B・ターディー -27 3 V・プラタ -25 A・クラウター -25 5 勝みなみ -24 6 S・ワグナー -23 C・ワンナーセン -23 8 L・ヨハンソン -21 9 K・パーク -20 L・ハートレッジ -20 順位の続きを見る

日本プロテストは不合格も米ツアー出女権を勝ち取ったチャン・ウェイウェイ(左)

日本プロテストは不合格も米ツアー出女権を勝ち取ったチャン・ウェイウェイ(左)(撮影:ALBA)

来季の米国女子ツアー出場権をかけた「Qシリーズ」に、ステージ1、ステージ2の1次、2次予選から勝ち上がってきた識西諭里が出場した。彼女は日本のプロテストに合格しておらず、出場権を求めて海を渡った。このあと、欧州ツアーの予選会にも出場予定だという。

最後まで奮闘した識西諭里【大会フォト】

最終的にトータル4オーバーの75位。結果として後半戦の最下位となってしまったが、100名から70位タイまでの足きりがある最初の4日間は出場権獲得も見える位置で乗り切った。

ここで思うことは、本当に日本のプロテストは必要なのかということだ。

彼女はこれまで何度も日本のプロテストを受験して涙を飲んできた。だが終盤こそ苦しんだものの、こうして最高峰のツアーを目指す選手たちのなかでも十分に戦えていた。もっと言えば今回のQシリーズで38位タイに入りツアーカードを獲得したチャン・ウェイウェイ(中国)も2018年の日本プロテストに落ちた選手。もちろん、米国が合う、合わないはあるだろうが、極論を言えば単純な物差しで今年のプロテストに合格した選手たちは米ツアーのメンバーカードを獲得できる可能性が十分にあると言っていい。

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は常々『世界で戦えるほどの強い選手の輩出』を掲げている。そのため、米ツアーに習ってシーズンの成績を総合的に判断するポイントによるランキングに移行し海外メジャーに出やすい環境を整えた。

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