石川遼がスイング改造を料理に例え「100回作って、同じ味で出せるか」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
石川シェフ? スイングを料理に例えると…(撮影:米山聡明)
<ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前情報◇30日◇東京よみうりCC(東京都)◇7023ヤード・パー70>
国内男子ツアーの今季最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に、石川遼が2年ぶりに戻ってきた。13回目の出場で、2015年と19年に2度制している。「調子自体は悪くない。今週はできる限り準備をして全力でやって、また来年はもう一段うえのステップに自分のゴルフが行けるように。ワクワク感もあるので、いいオフにつながっていくような試合にしたいなと思います」と意気込みを語った。
20年から取り組んでいるスイング改造は、「固まりつつある」。その段階については料理に例えて、「何回も作って食べてはいるんですけど、もっとおいしいのができるよねっていうのを繰り返している。ようやくこの味でいこうみたいな段階」という。オフから来年への課題については、「それを100人に作ったときに味のバラつきがないようにしなきゃいけない。この味でいきたいけど、それを100回作って、高い精度で同じ味で出せるかというとまだなので、そこが課題」と語る。
その上で飛距離アップも目指す。「ゆくゆくは5ヤードとか10ヤード、ドライバーのキャリーを伸ばせるポテンシャルがあると、パー5でその飛距離を生かせる。それに、200ヤード前後を5番アイアンで打っていたのを6番アイアンで打てるようになると、止まり方も変わる。出来上がってからスピードを上げる。そういうことも来年はしたい」と、ロングゲームのレベルアップも考えている。
ここ3年、スイング改造に多くの時間を費やしてきた。それによって、どうしてもアプローチの練習がおろそかになっていた。「グリーン周りのところがたくさん練習できたわけではないので、練習配分というのをもっとうまくやっていければ、アプローチを生かしたマネジメントもできやすくなってくる。本当にまだまだすべての面において完成度を上げていく余地がある」。
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