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「目標が全部達成できた」 年間女王・山下美夢有が記録ずくめの有終の美 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 山下美夢有 -15 2 勝みなみ -15 3 菊地絵理香 -13 4 渡邉彩香 -11 吉田優利 -11 西村優菜 -11 イ・ミニョン -11 8 セキ・ユウティン -9 三ヶ島かな -9 10 藤田さいき -7 順位の続きを見る

最終戦で「恩返し」 数々の記録を打ち立てたシーズンを最高のかたちで終えた

最終戦で「恩返し」 数々の記録を打ち立てたシーズンを最高のかたちで終えた(撮影:佐々木啓)

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日◇27日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6487ヤード・パー72>

今季女王が圧巻のシーズン幕引きだ。2戦前の「伊藤園レディス」で史上最年少での“年間女王”の戴冠を決めた山下美夢有が、今季最終戦のメジャー大会で優勝。圧倒的な強さで劇的にシーズンを締めくくった。

恒例のフラワーシャワーを浴びる山下美夢有【写真】

トータル13アンダーで首位に並んで、逃げ切りを図った最終日。「前半、スコアが伸ばせなかった。同じホールでボギーを打っているし、流れも良くなかった」と2日目にボギーを喫している3番パー4でボギー。6、7番の連続バーディで貯金を作り、後半も10、13番で伸ばしたが、15番パー4でピン横10メートルほどから3パットのボギーを叩いた。

ここで大きな「歓声」が聞こえる。5打差の6位タイからチャージを見せていた3組前を回る勝みなみが、18番で15メートルのパッティングを決めて首位に並んだ。そこからは「どうやってバーディを獲ろうかと考えていた」。16番ではチャンスについたものの決めきれず、18番では奥カラーから10メートルのバーディパットを決められず、2パットのパーとした。

そして「初めてだったのであんまり覚えていない」というプレーオフに突入。内心は「緊張していた」が、ドリンクを飲んでひと息つくと、考えるのはスイングの「リズム」だけ。気持ちを落ち着かせてティショットをフェアウェイに運ぶと、「奥に行ってもオッケー」と狙い通りピン奥8メートルにオン。正規の18番と同じようなラインを残し、「結構切れるな、と思ったから深めに読んだ」というパットは、「寄せようと思ったらカップに入った」とラインに乗って吸い込まれていった。

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