
「現状維持では押し出される」 菊地絵理香が超苦手コースで見せる“34歳の成長” | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 イ・ミニョン -13 山下美夢有 -13 3 菊地絵理香 -12 4 三ヶ島かな -11 5 西村優菜
-10 6 渡邉彩香
-8 勝みなみ
-8 吉田優利
-8 9 セキ・ユウティン -7 稲見萌寧
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成長するベテラン・菊地絵理香 悲願の最終戦Vへ(撮影:佐々木啓)
<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目◇26日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6487ヤード・パー72>
これが10回目の最終戦出場。「本当に毎年ダメダメで終わっている。まったく成長がない。そうふと考えた時に悔しいなと思って」。大の苦手と話すコースだが、今年の菊地絵理香は違う。3日目を終えて首位と1打差。トータル12アンダー・3位で最終日を迎える。
昨年はトータル12オーバーで、出場40人中36位に沈んだ。それだけではない。それ以前にさかのぼっても、アンダーパーで4日間を終えた年すらなく、最高成績も2018年の15位というのだから、確かに「苦手」だ。ティは「私にとって全ホール、どこを向いても立ちづらい」。コーライ芝のグリーンは「いろいろな方向から目が来ていて、強い。それを考え過ぎて分からなくなる」。結果、何もできずに終わる。そんな9年間だった。
今年7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で勝ち、最終戦の出場権を手にした時から、“打倒・宮崎CC”への意識を強めた。「ほかの試合も大事だけど、ここ(宮崎CC)を攻略したい」。その思いが今年、随所に見てとれる。
「ビトウィーン(番手間)の距離が多い」ということで、使い慣れた5番ウッドを抜き、この大会のために飛距離185ヤードの7番ウッドを投入したのも、そのひとつ。「あまり好きじゃない」というクラブセッティングの変更に着手した。考え過ぎてしまうグリーンでは、最初のフィーリングを大事にするため「しゃがんで(ラインを)読んでない」ということも実践する。「難しいコースだけど、それをさらに難しく難しく考えてきた。いかに簡単にラウンドすることができるか」。ここを突き詰めてきた。
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