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54歳・手嶋多一は未発表1Wが好感触 第一線への思い強く3次QTを見据えて「毎日60台で回りたい」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 C・キム -8 2 岩崎亜久竜 -6 3 佐藤快斗 -5 田村光正 -5 中里光之介 -5 中島啓太 -5 黄重坤 -5 星野陸也 -5 小斉平優和 -5 J・チョイ -5 順位の続きを見る

まだまだ元気な54歳 手嶋多一が3アンダー発進を決めた

まだまだ元気な54歳 手嶋多一が3アンダー発進を決めた(撮影:鈴木祥)

カシオワールドオープン 初日◇24日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7335ヤード・パー72>

ツアー通算8勝で生涯獲得賞金10億円を超える54歳の手嶋多一は、まだまだレギュラーツアーへのこだわりが強い。歴代優勝者として主催者推薦で出場する今週は、事実上のシーズン最終戦。賞金ランキング115位の手嶋は、「69」をマークして30位タイ発進。逆転シードは頭になく、来週行われる3次QTに備えている。

手嶋多一が使用するミズノの未発表1W「ST−X230」はこちら【写真】

小学生の頃は“九州の怪童”と呼ばれ、ちょっとした有名人。田川高校1年時に出場した1984年の「日本オープン」では、予選を通過して15歳355日の最年少予選通過記録を樹立。2014年に塗り替えられるまで30年間記録を保持した。当時、ゴルフ専門誌は「手嶋くん」としてたくさんの特集記事を組んだほどだ。

高校卒業後は米国の大学で腕を磨き、帰国した93年にプロテスト合格。下部ツアーの賞金ランキング上位の資格で出場した96年に初シードを獲得。01年の「日本オープン」など8勝を挙げ長年にわたって第一線で活躍してきた。22年間守ってきた賞金シードは2018年に喪失。14年の「日本プロゴルフ選手権」優勝の5年シードは19年に終わり、「生涯獲得賞金25位以内」の資格は昨年行使したがシード復帰はならず、今季は1994年以来の予選会に出場して1年を戦った。

今年3つのツアーを掛け持ちした。レギュラーは今週で13試合目。50歳以上がしのぎを削るシニアは8試合。そして、レギュラーツアーでの活躍を夢見る若手に交じり、27年ぶりに下部のABEMAツアーにも3試合出場した。「久しぶりに下部に出ましたけど、若くて活きのいい選手が多くて刺激をもらっています」。飛距離ではかなわないが粗削りな部分の多い若手には経験で勝ることもできるという。

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