最終戦へ絶対に負けられない戦い 原英莉花は「少しだけ緊張しています」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
最終戦出場なるか 原英莉花が大一番へ挑む(撮影:鈴木祥)
<大王製紙エリエールレディス 事前情報◇16日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>
昨年うれし涙を流した愛媛に原英莉花が戻ってきた。だが、その表情に緩みはない。2020年に優勝した最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」への出場がピンチだからである。
原は今季優勝していないため、出場するためには今季優勝者、米ツアー優勝者(JLPGA会員のみ)、世界ランク50位以内の選手たちを除いたメルセデス・ランキング上位者に入る必要がある。今季日本ツアー優勝者は23名で、米ツアー勢で資格を有している選手は4名のため、全選手が出場する場合、メルセデス・ランキングで上位13名に入らないといけない。だが、原は現在16番目。欠場者次第でしか出場権が降りてこない位置なのである。
しびれる大一番を前に、闘争心があふれてくる。「リコーに向けての最終戦でもあるし、去年勝った試合でもある。自分のなかでも気持ちは高まっている。少しだけ緊張しているんですけど、その緊張をいいほうにパワーに変えてプレーが出来たらと思っています」。年間未勝利で迎えながら優勝した昨年同様に、湧き出てくる気持ちを力に変えたいところ。
その気持ちの昂ぶりはいい方向に向きそうだ。前週は7位という順位以上に「よくなかった時期が長すぎて勝負がかかったときに消極的になっていた。でも、最終日の終盤に“どうなってもいいから絶対逃げずに攻めるぞ”と打ったボールに気持ちが乗っているのを見て、こういうのをやらないと勝てないと思った」と逃げては戦えないこと、そして積極的に行ける自分を取り戻した。
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