
チップインイーグル生んだ新ウェッジが「ラッキーアイテム」に 上田桃子が悔しさ晴らすVへ前進 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 上田桃子 -13 2 山下美夢有 -11 3 岸部桃子 -10 4 川崎春花 -8 5 ささきしょうこ -7 西村優菜
-7 西郷真央
-7 阿部未悠 -7 菅沼菜々
-7 10 若林舞衣子 -6 順位の続きを見る
前戦のリベンジ 上田桃子が単独首位で最終日へ(撮影:福田文平)
<伊藤園レディス 2日目◇12日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>
先週行われた「TOTOジャパンクラシック」。1打差の首位で迎えた最終日に、上田桃子は「74」と2つ落とし5位に終わる悔しさを味わった。そして今週、雪辱を果たすべく、再びトップの位置でラスト18ホールを迎える。
集中力を研ぎ澄ましたラウンドが続いた。スタートの1番、そして3番と立て続けにバーディを奪い迎えた5番パー5でビッグプレーが生まれた。残り240ヤードからの2打目は3番ウッドで2オンを狙ったが、ピンサイドのグリーン左にこぼれラフへ。しかし続くカップまで15ヤードの位置から60度のウェッジを握ると、このアプローチを直接決める。鮮やかなチップインイーグルに、ギャラリーも大興奮だ。
さらに10番パー4でも同じ60度のウェッジでチップインバーディを奪ったのだが、実はこれ、今大会から投入した新兵器だった。それがクラブ契約を結ぶキャロウェイの『JAWS MD5』。高いスピン性能を誇る1本だ。50度、54度、60度の構成だが、このチップイン以外にも、1番で1.5メートルにつけた2打目や、14番パー4で“お先バーディ”を奪った際など、3本それぞれが多くのチャンスを演出した。
開幕前に試して「すごくよかった」と好感触だったのはもちろんだが、ティフトン芝が多い今季最終戦のメジャー大会「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」も見据えてのテスト投入の意味合いも大きかった。初日には「入れるか、入れないか迷った」とも明かすが、勇気を持ってバッグにイン。すると「新しいほうが打ちやすくて、イメージも出しやすい。ラッキーアイテムになりましたね」と、すぐに信頼を勝ち取る仕事をしてくれた。
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