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タイガー降臨!? 蝉川泰果が魅せた激坂スタイミーからの起死回生バーディ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 河本力 -11 2 稲森佑貴 -10 3 今平周吾 -9 4 岩田寛 -8 出水田大二郎 -8 G・チャルングン -8 比嘉一貴 -8 8 B・ジョーンズ -7 池村寛世 -7 10 片山晋呉 -6 順位の続きを見る

怪物ルーキーはギャラリー目線も忘れない

怪物ルーキーはギャラリー目線も忘れない(撮影:鈴木祥)

マイナビABCチャンピオンシップ 2日目◇4日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7217ヤード・パー72>

史上初のアマチュアでツアー2勝という歴史を作り、今大会でプロデビュー戦を迎えた蝉川泰果。優勝した「パナソニックオープン」、「日本オープン」に続き、再び地元兵庫開催のレギュラーツアーで3連勝が期待されるなか、初日は2オーバー・70位タイと出遅れ。しかし、2日目に「68」と盛り返し、トータル2アンダー・40位タイで、プロ初戦での予選落ちの危機を逃れた。

蝉川泰果、激坂スタイミーからのスーパーショット!【写真】

そんな蝉川の第2ラウンドでもっとも印象深かったのが、インコーススタート2ホール目の11番ホールのバーディだ。457ヤードと長い右ドッグレッグのパー4は、ドライバーを持たずに刻む選手も多い。そこで蝉川はいつものようにドライバーを振り切ったが、「フォアー!」とボールは右方向へ。隣の12番ホールの斜面でボールは止まった。

「まずいなという感じでした。横に出すとしても難しい」と、急な斜面のライで林に囲まれた絶体絶命のピンチ。木がスタイミーでグリーン方向は狙えず、もちろんボールの場所から11番のグリーンは見えない。ここでスコアを落とせば、予選通過は厳しくなる。しかし、蝉川にはグリーンまでのルートが見えていた。

「ピンの方向は狙えなかったんですけど、右サイドがけっこう空いていて、右のバンカーも右ラフもセーフゾーンがけっこう広かった。グリーンのフロントエッジまでが130ヤードで、50度のウェッジでギリギリの距離。ピンまでは考えずに、右に出してドローをかけて狙いました」

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