馬場咲希はグリップを超短く握る! 強風のタイでの向かい風対策「これで大丈夫」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
グリップを超短く握るのが馬場咲希の風対策(撮影:ALBA)
<アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権 事前情報◇2日◇サイアムカントリークラブ ウオーターサイドコース(タイ)◇6309ヤード・パー72>
タイ南部にあるサイアムカントリークラブのウオーターサイドコース。その文字どおり多くのホールで池が絡むのが特徴の一つだが、出場選手が口をそろえて警戒するのは風の強さだ。朝の早い時間帯は気にするほどではないが、午後になると強くなる傾向にある。横風の場合、20ヤード流されることもあるという。
日本勢として37年ぶりに「全米女子アマ」を制した馬場咲希は、「午前スタートは風が穏やかだと思うのでスコアを伸ばして、風が強くなる午後スタートの時は耐える」と午後の強風は覚悟している。初日は午後スタートのため“耐える”日と予想している。
火曜日の練習ラウンドで馬場は、向かい風のホールに苦労していた。「ボールが高くてスピン量が多いのか全然飛んでいなくて…」。ドライバーの飛距離270ヤードを誇る馬場の武器が陰を潜める。「アイアンは最近練習できていなくて低い球が打てないので、番手を上げて高い球でいきます」としたが、ドライバーショットに関しては大会前日に開眼した。
この日のラウンドでは向かい風のホールになるとアドレスが変わる。通常ホールよりもティアップを低くして、クラブはシャフトぎりぎりまで超短く握る。「スイングを変えて低い球を打つのは難しいので、構えを変えることにしました。うまくハマりましたね」。ティを低くしたことで弾道は低くなり、クラブを短く握ることで自然とスピン量が減って飛距離も出ていることを実感。「これで大丈夫」。初日の“耐える”午後スタートに備えた。(文・小高拓)
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