ゲーリー・プレーヤーは87歳の誕生日を迎えた（撮影：GettyImages）
11月1日は、アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラスとともに「ビッグ3」と呼ばれたゲーリー・プレーヤーの誕生日。1935年生まれで、きょうで87歳。ベン・ホーガン、ジーン・サラゼンに次いで史上3人目のキャリアグランドスラムを達成したレジェンドで、黒いウェアを好んで着用したことから「南アフリカの黒豹」、「ブラックナイト」の異名を持つ。
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17歳でプロ転向後、南アフリカやオーストラリア、ヨーロッパなどでプレーし、勝利を重ねた。50年代後半から米ツアーに参戦、59年の「全英オープン」でメジャー初優勝を挙げると、65年に29歳で「全米オープン」を制し、米国人選手以外で初のキャリアグランドスラム達成者となった。
身長168センチとプロゴルファーとしては比較的小柄だが、早くからウェイトトレーニングを取り入れ、体力的なハンデを補ったという。世界中のツアーで戦うゲーリー・プレーヤーにとって、母国との移動距離の長さを考えても、肉体的な負担は大きかったと思われるが、トレーニングを続け強靭な体を作り上げたことで、その後の活躍につながったという。
メジャーでの優勝記録は、「マスターズ」3勝、「全米オープン」1勝、「全米プロ」2勝、「全英オープン」3勝で、メジャー通算9勝はベン・ホーガンと並ぶ歴代4位の記録。母国・南アフリカのサンシャインツアーでは歴代1位の通算73勝、そして米ツアー24勝、米チャンピオンズツアー22勝、その他のツアーでも勝利を挙げており、通算勝利は160を越える大記録を打ち立てている。74年に世界ゴルフ殿堂が設立されると、すぐに殿堂入りを果たした。
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