ライダーカップ人気はLIV旋風も関係なし 来年のシーズンチケットは完売! | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
ローマを訪れたルーク・ドナルド(左端)、Z・ジョンソン(右端)両主将 LIVの影響はなさそうだ(撮影:GettyImages)
来年のライダーカップ開幕まで1年を切った今週、米国チームのザック・ジョンソン、欧州チームのルーク・ドナルド(英国)両主将は、開催コースのマルコ・シモーネG&CCがあるローマを訪れている。
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やはり米国チームと欧州チームが競う祭典の人気はすさまじい。大会3日間を通して観戦できる“シーズンチケット”はすでに完売。その90%がイタリア国外での購入だったという。チケットの価格は950ドル(約13万7750円)だが、主催する欧州ライダーカップ委員会はその数は公表していない。1日毎に入場できる一般のデイリーチケットは抽選での購入となるが、その締め切りに設定された10月16日を前に、すでに122カ国からの申し込みがあったと地元紙が伝えている。
ライダーカップはゴルフ界最大のチームイベント。1927年から始まり(当初は米国対英国だった)、85年からは他の欧州諸国が加わり欧州チームとなった。来年のローマ開催は、97年のスペイン・バルデラマ、2018年のフランス・パリ大会に続く3度目の欧州開催となる。地元の事務局は、1週間の入場者数を「28万人」と想定。練習日も含めて1日5万人がコースに入る見込みを立てている。1週間で27万人が入場したパリ大会を上回る予想だ。
米国チームはダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカ、パトリック・リードらトップランカーがLIVゴルフ参戦により、ライダーカップの出場資格を失った。欧州チームもセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ポール・ケーシー(イングランド)がLIVゴルフでプレーするが、何よりも当初キャプテンに選出されていたヘンリク・ステンソン(スウェーデン)がLIVゴルフに出場し、主将交替という前代未聞の事態も発生した。それでも“ライダーカップ人気”にかげりはない。
ジョンソン、ドナルドの両主将は滞在中にはローマの名所、コロッセオでショットを披露する写真撮影に臨む。またバチカンでローマ教皇・フランシスコとの面会も予定されるなど、開幕に向け順調にスケジュールは進んでいっている。(文・武川玲子=米国在住)
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