19年日本アマ覇者の木村太一が自己ベストの6位タイ 次戦の出場権を獲得するも抱える深い悩み | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 大槻智春 -19 2 石川遼 -19 3 池田勇太 -18 4 時松隆光 -16 久常涼 -16 6 J・デロスサントス -15 木村太一 -15 8 張棟圭 -14 A・ブランド -14 竹安俊也 -14 順位の続きを見る
木村太一がレギュラーツアーで自身初のトップ10入り(撮影:米山聡明)
<ANAオープン 最終日◇18日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7063ヤード・パー72>
2019年の日本アマ覇者で実質ツアールーキーの木村太一が、最終日に「67」をマークして自己ベストとなる6位タイフィニッシュ。今季は20代前半の若手の台頭が目立つ中で、また一人新たなスター候補が現れた。しかし、深い悩みがあった。
木村太一と同い年 98年度生まれの男子版“黄金世代”といえば…【写真】
今大会の最終日は5バーディ・ボギーなしの内容でリーダーボードを駆け上がった。「先週まで調子が悪くて、100ヤードの距離も乗らないぐらい、アイアンショットがひどかったんです」。2週前に出場した下部のABEMAツアーの「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま」でショットの不振で予選落ち。すぐさま大学時代から師事するカリスマコーチの内藤雄士の元へ駆け込んだ。
アドレスから背骨が右に傾く形で、ダウンスイングでさらに傾いてインサイドからクラブが入りすぎるスイングになっていた。「自分の中では(背骨が)左に傾いているぐらいの感覚でちょうどよかったんです」。内藤コーチの指導のもと「ちょっと良くなったかなぐらい」で北海道入りしたが、日を追うごとにショットの精度が上がり自己最高の成績につなげた。
木村は日本大学在学中、昨季初シードを獲得した清水大成、今季初優勝を遂げた桂川有人と並び、“令和の日大三羽ガラス”と呼ばれた。20年11月にプロ転向し、昨季はレギュラーツアー1試合、下部のABEMAツアー2試合に出場したがいずれも予選落ち。今年のツアー出場権をかけたファイナルQTでは33位。今季はABEMAツアーを主戦場とし、QTランキングで出られる試合にはレギュラーツアーに参戦し、今季ここまで5試合に出場して4試合で予選を通過。今週を終えて賞金ランキング70位と、シード権も不可能ではない位置にいる。
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