家族団らんの高級BBQも好影響 腹膜炎から復帰した岩崎幸司が“ケガの功名”でつかんだ自信「力を抜いてがんばらない」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
最終予選1位の岩崎幸司がシード入りを目指して戦う(提供・PGA)
<コマツオープン 事前情報◇7日◇小松カントリークラブ(石川県)◇6958ヤード・パー72>
予選会1位の男がケガの功名で自信を深めた。国内シニアの前戦「マルハンカップ 太平洋シニア」で最終日にツアー自己ベストの「66」をマークして6位に入った岩崎幸司。7月に虫垂炎の手術を受けてクラブを握っていない時間が長かったが、自己最高の成績に手応えをつかんだ。今週はさらに上位を目指す。
今年のシニアツアーの出場権をかけた最終予選会で、3日間トータル4アンダーをマークして堂々の1位で出場権を手にした岩崎。15年前にはレギュラーツアー最終予選会でも1位となり、2007年シーズン前半戦の出場権を手にしたものの、10試合すべて予選落ち。レギュラーツアーでは歯が立たなかったが、シニアを舞台に再挑戦中だ。
レギュラーツアーでおなじみの太平洋クラブ御殿場コースを舞台に行われたマルハンカップ。レギュラー時代、プライベートを含めても、岩崎がこの日本を代表するコースに足を踏み入れたのは初めて。「すべてが素晴らしいコース。芝の状態とかも文句の言いようがない」とコースについては感動すら覚えたが、「全然当たらないし、アンダーパーを出せる気配がない…」とゴルフの状態は不安を抱えていた。
「7月15日に手術したんです」。1年ほど前に虫垂炎を患い、薬で対処していた。今年に入っても、痛みが出て抗生剤を飲みながらプレーを続ける試合もあった。7月にはこれまで下腹部の痛みではなく、上部のワキまで痛み出した。「町医者にいって、そこから救急車です。もう無理と思って」。虫垂炎だけでなく腹膜炎を併発しており、3時間の大手術を行った。1週間ほどで無理矢理退院し、8月上旬までクラブを握らずに安静に過ごした。
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