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メジャー8勝 数々の名勝負を繰り広げてきたトム・ワトソン【きょうは誰の誕生日?】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

米ツアー39勝のレジェンド、トム・ワトソン(アメリカ)(写真:ALBA)(撮影:ALBA)

メジャー通算8勝を含む米ツアー39勝のレジェンド、トム・ワトソン(アメリカ)が、きょう9月4日に誕生日を迎え73歳になった。今年は「マスターズ」で、ジャック・ニクラスゲーリー・プレーヤーと共に大会開幕を告げる名誉スターターを初めて務め、5月には婚約を発表、7月に結婚式を挙げている。

新帝王ワトソンは手首の強さでボールをつかまえる【連続写真】

1972年から米ツアーに参戦し、翌73年からはキャディのブルース・エドワードとタッグを組んで台頭。74年にツアー初優勝を挙げると、75年の「全英オープン」でメジャー初制覇。トッププロの仲間入りを果たすと、77年から80年まで4連続、そして84年と通算5度の賞金王に輝いた。

これまで多くの名勝負を演じてきたワトソン。その中でも、82年の「全米オープン」では、「世紀の一打」といわれるショットを放っている。舞台は多くプロが絶賛し、毎年米ツアーを開催しているペブルピーチ・ゴルフ[ジャック・ニクラス]()が5連続バーディを奪うなどして猛追。首位タイに浮上し先にホールアウトする。迎えた17番、203ヤードのパー3は不規則な風が吹く、難関ホール。ワトソンのティショットは風に流され、深いラフへと入ってしまった。

ピンまで約5メートル、ライは左足下がり。サンドウェッジで放たれたボールは、フワリと上がってチップイン。喜びのあまり両手を上げて駆け出したワトソン。“帝王”ニクラスとの激闘を制し、“新帝王”というニックネームが定着していった。

低い弾道でボールを転がすスタイルは、全英で無類の強さをみせた。75年を皮切りに、77、80、82、83年と5度の勝利。最多となる6度優勝しているハリーバートンに次ぐ2位の記録を誇っている。

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