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30年ぶりにリンクスに降り立った2匹のテリア 思いを託されたニットは「全然寒くなかった」【36歳・藤田さいき、初の海外メジャー回想】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 原英莉花 -7 2 吉田優利 -5 3 上田桃子 -4 藤田さいき -4 小祝さくら -4 6 森田遥 -3 堀琴音 -3 稲見萌寧 -3 金澤志奈 -3 西村優菜 -3 順位の続きを見る

英国でも大好評だったそう

英国でも大好評だったそう(撮影:岩本芳弘)

AIG女子オープン」に36歳にして海外女子メジャーに初出場した藤田さいき。結果としてはトータル19オーバーで予選落ちだったが、悔しさとともに持ち帰ってきたものは少なくなかった。その証拠として復帰戦となった「CAT Ladies」では7位タイといきなり好成績を残した。ベテランは異国の地で何を感じ、どう変わったのか。帰国直後のインタビューから紐解いていきたい。

今から30年前…優勝争いを演じた倉本昌弘のテリア

冒頭で藤田は「スコットランドに行った記憶がない(笑)」と言った。それは冗談のようでもあったが、同時にこれまで戦ってきたプライドを感じさせる言葉でもあった。そこから少しずつ、少しずつ「あっという間だった」という一週間について話してくれた。今回は「準備が足りなかった」というなかで、うまくいった1つが胸に2匹のテリアが大きく描かれたニットだった。

実はこのニット、1982年の「全英オープン」で藤田と同じく『ブラックアンドホワイト』のウェアを身にまとい、4位に入った倉本昌弘が着ていたニットを復刻したものだった。倉本自身も復刻に喜び、「ぜひ頑張ってきてほしい」と言ったという。

そんな思いを託されたニットは「おかげで全く寒くなかった」と全英特有の気候のなかで大いに助かった。「現地は15〜16度でしたが、薄い長そで一枚との二枚でいけるくらい暖かいニットですね。ニットを着たら、強風のなかでもすごく暖かった。もちろん、動きやすさもあります」。さらに「一緒に行った方がギャラリーをしているときに非常に寒そうだったので、1枚貸してあげたんですね。そしたら“暖かい!”って言って、その上からもう何も着ないでギャラリーをしていました」と体を動かさない人でも寒さを感じないほどだったとか。

日本よりもシンプルなデザインのゴルフウェアが多い米ツアーにあって、大きく目立つ胸に描かれた二匹のテリアは現地でも大好評。ウイスキーでよく見る絵柄とあって「向こうの現地の人にめちゃくちゃ反応されました」という。

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