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史上3人目の偉業達成 岩井千怜は「32」パットでもリズムを作れる【辻にぃ見聞】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リズムのいい2パット スコアカードに表れないけど大事なこと(撮影:岩本芳弘)

不動裕理、宮里藍、上田桃子、イ・ボミ(韓国)といった歴戦の強者たちが優勝を飾ってきた国内女子ツアー「CAT Ladies」は、岩井千怜の勝利で幕を閉じた。ツアールーキーの20歳は、なぜ史上3人目となる初優勝から2週連続優勝を達成することができたのか。上田らを指導するプロコーチの辻村明志氏が勝因を語る。

17番でパッティングした後、なかなか顔を上げない岩井千怜

■ショット力、プレッシャーへの強さは相変わらず

自身初となる単独首位で最終日を迎えた岩井は、これまでの2日間とは違い我慢の戦いを強いられた。3番でバーディを先行させたものの、その後はパーを並べる展開。そうこうしているうちに大会レコードを叩き出した山下美夢有に一時追いつかれた。それでも追い抜かすことはさせず、17番パー3ではティショットを約4.5メートルにつけて値千金のバーディを奪取。頭一つ抜け出して2つ目のタイトルをつかみ獲った。

「アドレスの姿勢の良さ、フィニッシュまで振り切ってもブレない体の強さ、そこから繰り出される飛距離、なかなか2つ目のバーディがこないプレッシャーがかかるなかでも変わらないリズム…。軽井沢で光った強さを箱根でも見せてくれましたね」と辻村氏も絶賛。そのなかで今回、特に目を見張ったのはパッティングだった。今大会を終えて規定ラウンド数(年間総ラウンド数の50%以上)に達し、ランキング入りしたスタッツでは、パーオンホールの平均パット数は8位に入っているのだ。

■ショットに目が行きがちですが…リズムを生み出すパッティングも一級品

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