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首位T発進の鈴木亨 スタートと同時刻に息子がティーチングプロ試験「家族のためにも頑張らないと」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 久保勝美 -4 鈴木亨 -4 手嶋多一 -4 4 野上貴夫 -3 P・マークセン -3 T・ウィラチャン -3 7 ソク・ジョンユル -2 岩崎幸司 -2 野仲茂 -2 横田真一 -2 順位の続きを見る

家族を笑顔にするためにゴルフで頑張る

家族を笑顔にするためにゴルフで頑張る

ファンケルクラシック 初日◇19日◇裾野カンツリー倶楽部(静岡県)◇6985ヤード・パー72>

鈴木亨は上がりの17、18番で連続バーディを奪って、首位に並ぶ4アンダーでホールアウト。「ファンケルさんでこんなにいいスタートを切ったのは初めて」と笑顔がこぼれる。2019年大会で自己ベストの8位タイに入っているが、初日は「76」と出遅れ、2日目と最終日に追い上げてのものだった。

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昨年は怪我の影響もあり、最終戦を前に賞金ランキング47位と、今シーズンのシードが得られる30位以内はほぼ絶望的な状況にいた。その最終戦で優勝し、土壇場でこだわってきた賞金シードを手にした。頚椎のヘルニアの影響で右手に力が入らず、一時はドライバーの飛距離が220ヤードまで落ち、「引退も考えた」。体がボロボロになりながらも、懸命に治療とリハビリに努めたのは、家族の存在があったからだ。

「こんなことを言ったらあれかもしれないけど…僕らの世界ではかわりはいくらでもいる。僕がダメでも他の選手が頑張れば試合は成り立つし盛り上がる。でも家族にはかわりがいない。僕は家族に支えられて生きていると思うので、家族のために頑張らないと、という思いでやっています」

鈴木の長女は、歌手の鈴木愛理さんというのは有名な話。そして、長男の貴之さんはいま、脱サラしてティーチングプロを目指している。PGAのB級ティーチングプロ資格を取得するために、7月7、8日に行われた2日間の実技試験(158ストローク以内)を突破。奇しくも19日は、静岡県掛川市で筆記試験と面接試験に臨んでいた。しかも父の初日のスタート時間も息子の試験開始時間も9時30分という偶然。「『僕も同じ静岡県にいるから頑張って』って息子に言われちゃうんだから(笑)。俺が言わなきゃいけないことをね。できた息子だと思う」とその目は遠くを見つめる。

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