『災難だったな』 ジャンボが真っ先に心配した西郷真央“全英からの悲劇” | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
日本復帰戦ではどんなプレーを見せてくれるのか(撮影:岩本芳弘)
<CAT Ladies2022 事前情報◇18日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6638ヤード・パー72>
今季出場した海外メジャーは4試合。うち3試合で予選通過を果たし、7月の「アムンディ エビアン選手権」では3位と活躍した。国内で今年すでに5勝を挙げている西郷真央は、この経験をシーズン後半戦に生かしていく。
そのメジャーロードの最後を飾った「AIG女子オープン」(全英)は予選落ち。「全英では、風に対しての打ち方というよりも、その風がどう影響するかというジャッジが難しかった。これは、今までに経験できなかったこと。それでショートゲームでスコアを崩すような感じになりました」。20歳にとっては、本場リンクスでの苦戦も、大きな経験値になる。「結果を出し続ける難しさをより感じた。いかに調子を維持するかは、国内でも同じ。調子が悪い時、結果を求めようとはせずに、いかに結果を出せるかに集中したい」。これが米欧で得た、今後の課題だ。
先週11日(木)に帰国。そこから「練習自体はしっかりできた。やれることはやってきた」と箱根での復帰戦に向け調整を重ねた。合間には、師事するジャンボこと尾崎将司のもとを訪れ報告も。ただ真っ先に「災難だったな」と師匠が心配したのは、全英前に直面したロストバゲージのこと。「そういう悪い経験も今後に生きると。よくはないけど、してよかったなというニュアンスのことを言われました。(3位への労いの言葉は)なかったです(笑)」。愛弟子が無事帰れたことをホッとした、そんな一言にもとれる。
いまだにスーツケースは見つかってすらおらず、行方不明の状態。洋服のほか、愛用してきたパター練習器具も手元に届いていない。「練習器具を無くしたのが精神的にショック。まったく同じものは販売してなくて…。向こうで電話をしたり、調べたり、違う部分で気をつかう一週間でした」。ただ、この海外特有ともいえるトラブルも、成長への糧にしてもらいたいのが師匠心だ。
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