“ギャルファー”と呼ばれた金田久美子が33歳に（撮影：佐々木啓）
きょう8月14日は“キンクミ”こと金田久美子33歳の誕生日。8歳で「世界ジュニア」を制し天才少女と騒がれ、その後はギャルとゴルファーを合わせた“ギャルファー”と呼ばれた人気選手。近年はシードを落としていたが、今年6月の「アース・モンダミンカップ」で首位と2打差の2位で最終日を迎え、11年ぶりのVに迫った。優勝こそならなかったものの、リランキング順位を上げ、後半戦の出場権を確保している。
3歳でクラブを握ると、タイガー・ウッズ（米国）の記録に並ぶ8歳で「世界ジュニア選手権」を制するなど、“天才少女”の名をほしいままにした。プロ転向までに15回のベストアマを獲得。02年の「リゾートトラストレディス」では、12歳9カ月で最年少予選通過記録を樹立している。その後はプロテストで不合格となるなど苦しんだ時期もあったが、11年の「フジサンケイレディス」でツアー初優勝を挙げた。
以後は浮き沈みのある結果となった。12、13年は賞金シードを維持したものの、14年はシード陥落。15年はシードに返り咲き、16年もキープしたが、17年からの昨季までの4シーズンは賞金シードに手が届いていない。今年6月の「アース・モンダミンカップ」では、8年ぶりに最終日最終組に入り優勝争い。7位タイに終わったが、「悔しかったけど、初めてっていうくらい楽しめた」と、年齢を重ねたことでゴルフに対する考えが変わったという。
「10代でプロになった頃は25歳で辞めるつもりだった。25歳になったら30歳で辞めると思っていた。でも今は、できるところまでやろうかなという考えになってきた。まだゴルフを頑張ろうと思う」。ツアーで最年少記録を作ってから20年。まだまだ挑戦は続きそうだ。
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