著書『モダン・ゴルフ』には、グリップについても書き記されている（撮影：GettyImages）
きょう8月13日は、ベン・ホーガン（米国）の誕生日。一世を風靡したゴルフの名著『モダン・ゴルフ』の著者であり、プレーヤーとしても“歴代最強”と言われ、メジャー9勝を含む米ツアー通算64勝を挙げた伝説のゴルファー。1912年生まれで、1997年に84歳で生涯を終えている。
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11歳でグレンガーデンCCのキャディとなり、19歳でプロ入り。1935年にダブルス戦で米ツアー初優勝。40年に年間4勝、翌41年は5勝をマーク。43年から従軍した後、46年に年間13勝を挙げるなど、除隊後は49年までの3年半で「全米オープン」、「全米プロ」を含む37勝を挙げた。
49年は悲劇が襲いかかる。ホーガンの運転する車に、対向車線をはみ出した車が正面衝突。衝突の瞬間、咄嗟に助手席の妻に覆いかぶさり、そのおかげで妻は軽症で済んだものの、ホーガンは助骨の骨折や内臓の破損など、命の危機に陥った。
「もう2度と競技には復帰できない」。主治医でさえ、そう思った大怪我だったが、一命をとりとめたホーガンは、7カ月後にはクラブを握り、11カ月後にはトーナメントにも復帰してみせた。
その後は、50年と51年に「全米オープン」を連覇すると、53年は「マスターズ」と「全米オープン」、「全英オープン」も制してメジャー年間3勝＆生涯グランドスラムを達成。生涯のメジャー成績は、「全米オープン」4 回、「マスターズ」 2 回、「全米プロ」 2 回、「全英オープン」1 回 の合計 9 度で、ジャック・ニクラス（米国）の18勝、タイガー・ウッズ（米国）の15勝、ウォルター・ヘーゲン（米国）の11勝に次ぐ4位タイの記録となっている。
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