砂が隠した全英タイトル メジャーハンターは4つ目の勲章逃す「ひたすら前進するのみ」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 A・ブハイ -10 2 チョン・インジ -10 3 渋野日向子 -9 4 L・マグワイア -7 M・リー -7 M・サグストロム -7 7 C・ビュティエ -5 L・コ -5 畑岡奈紗 -5 A・ティティクル -5 順位の続きを見る
プレーオフでは砂が2人の明暗を分けた(撮影:GettyImages)
<AIG女子オープン 最終日◇7日◇ミュアフィールド(スコットランド)◇6680ヤード・パー71>
6月の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」に続く今季2つ目のメジャータイトル、さらに生涯グランドスラムに一歩前進する勝利は、ミュアフィールドの砂に隠されてしまった。チョン・インジ(韓国)は、アシュレー・ブハイ(南アフリカ)との4ホールにも及ぶプレーオフに敗れ2位に終わった。
ほっこり ラウンド後、赤ちゃんと戯れ笑顔が弾ける渋野さん【動画】
渋野日向子と並ぶ2位タイから、5打差を追いスタートした最終日は、伸ばした前半、耐える後半というコントラストのある一日に。それでもブハイの15番でのトリプルボギーもあり、トータル10アンダーのトップでクラブハウスに戻った。その後、一組後のライバルも同スコアであがりプレーオフへ。だがその4ホール目、ティショットがポットバンカーにつかまり、パーをセーブすることができなかった。
ブハイもこのホールの3打目にバンカーショットを強いられたが、それを50センチにピタリ。「ああ、いいショットだ」。このリカバリー、そしてウイニングパットを決める相手を、ただ見つめることしかできなかった。「やれることはやった。アシュリーが18番(プレーオフ)で素晴らしいプレーをしたの。もう少しだったけど、あきらめず、また勝てる日を待ちたい」。
緊迫した優勝争いのなか、10番、12番でボギーを叩いた時も、その表情から笑顔が消えることはなかった。うつ病とも闘いながらのプレー。しかしコースに立つとそのエレガントさが失われることはない。「正直いうと、毎日“ハッピー、ハッピー”という感じではない。ただ、今を大切にしたい。それが私のゴール。プレーを続けていきたいの」。その思いが笑顔になってこぼれる。
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