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亡き母を想うサンデー・グリーンシャツで大逆転勝利 トニー・フィナウの涙の意味【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 T・フィナウ -17 2 任成宰 -14 E・グリジョ -14 4 J・ハーン -13 S・ピアシー -13 T・ホージ -13 7 G・シッグ -10 D・ウィレット -10 C・タレン -10 10 C・ハドリー -9 順位の続きを見る

緑シャツ姿のトニー・フィナウは愛する家族に囲まれた

緑シャツ姿のトニー・フィナウは愛する家族に囲まれた(撮影:GettyImages)

3Mオープン」最終日は、単独首位だったスコット・ピアシーから5打差でスタートしたトニー・フィナウが、バックナインの半ばで追い抜く大どんでん返しで勝利。「ゴルフは4日間72ホール、何が起こるかわからない」というフレーズが、そのまま実現されたような驚きの試合展開だった。

初優勝のときはこんな緑シャツでした

最終組のピアシーは前半をイーブンパーで回り、単独首位を維持したまま後半へと折り返した。しかし2メートルを外した11番でボギーを喫すると、ティショットを深いフェスキュー群に入れた13番でもボギー。そして14番ではフェアウェイバンカーからの脱出に失敗後、池へ落とすなどのミスが重なりトリプルボギー。一気にスコアを落とした。

一方、1つ前の組で回っていたフィナウは、前半で1つスコアを伸ばすと、後半はピアシーの後退と反比例するかのように11番、14番、15番、16番でバーディーを重ねて単独首位へ浮上した。最終18番ではティショットを池に落としたが、ナイスボギーで締めくくり。2位に3打差のトータル17アンダーで逆転勝利を挙げた。

「16番のティに立つまでは、ピアシーに何が起こったかを僕は知らなかった。リーダーボードを見たとき、僕がリードしていて驚いた。信じられない勝ち方だった」。興奮冷めやらぬ様子で勝利の喜びを語ったフィナウ。だが、家族の話になると感極まり、言葉を詰まらせた。

「家族みんながいる場所で勝てたのは初めてだから、それが何よりうれしい。僕は家族を愛しているし、亡き母のことを今でも愛している…」

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