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バンカーを苦にしない『砂イチ女王』は森田遥 リカバリー巧者の山下美夢有、稲見萌寧は意外な順位【上期スタッツ振り返り】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

砂イチ女王の森田遥は5年ぶりVを目指す(撮影:米山聡明)

国内女子ツアーは「ニッポンハムレディスクラシック」で19試合が終了、全38試合のうち半分を折り返した。ここで一週間のお休み期間を経て、来週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」から後半戦へと入っていく。そこでスタッツを元に上半期に活躍した選手を復習しておこう! 今回はサンドセーブ率だ。

レッドカーペットを颯爽と歩く森田遥【写真】

サンドセーブ率とは、グリーンサイドのバンカーに入って2打かそれより少ない打数でカップインする率。いわゆる“砂イチ”を取れる確率を示している。上期の砂イチ女王は、「ニチレイレディス」で2位に入るなど活躍する森田遥(60.9375%)だ。リカバリー率も7位につけていることからショートゲーム巧者というのがわかる。

サンドセーブ率のランキングを見ると、リカバリー率1位の西郷真央が6位(54.54553%)に入っているのをはじめ、サンドセーブ率3位の青木瀬令奈(56.0606%)、同4位の吉田優利(55.9322%)、同8位のささきしょうこ(53.8462%)らはリカバリー率でもトップ10入り。バンカーを含めたショートゲーム巧者とわかる。

一方で、リカバリー率2位の山下美夢有は66位(37.7778%)、同8位の稲見萌寧は90位(29.5455%)と、バンカーからは寄せワンが獲れていないことが分かる。

ただ、サンドセーブ率はバンカーショットの技術力だけではない。2019年に国内男子ツアーで歴代最高の66.0%の“砂イチ”率をマークした正岡竜二はこう話していた。「バンカーショットの技術はもちろんありますが、次のパットが上りで打ちやすいラインを狙ったり、次のパットを決めるパット力も大切です。1メートルに寄せても下りのラインや曲がるラインだと難しくなります。また、ピン位置によって寄せるのが難しいバンカーと寄せやすいバンカーがあります。ピンを攻める選手は難しいバンカーに入る確率も高いと思います」。ピンを果敢に攻めるのか、バンカーを避けるのかのマネジメントの違いも出てくるという。

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