待機2番手の星野陸也が“聖地”に到着 「行くしかないでしょ!」急きょ日本からスコットランド入り | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
星野陸也がセント・アンドリュースに到着(撮影:福田文平)
<全英オープン 事前情報◇10日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7218ヤード・パー72>
ゴルフの聖地、セント・アンドリュースに星野陸也が降り立った。現地時間の14日に開幕する「全英オープン」に出場するためだ。といっても、まだ正式に出場が決まったわけではない。現在はウェイティング(待機)2番手。つまり、あと2人の欠場者が出ない限り、出場は叶わない。
それでも9日の土曜日夜に日本を出発。「こんなチャンスないし、行くしかないでしょ!」と決意し、現地時間の10日夕方にコース入り。現地で待つことを決め、練習ラウンドへと飛び出した。
「実はウェイティングがあるのを知らなくて、3番目になったことではじめて知った」。思わぬ事態だったため、準備期間もわずか。そしてダニエル・バーガー(米国)が欠場となったことにより、2番手に繰り上がった。出場への望みは高まっているが、ゴルファー憧れの地でプレーする機会などめったにない。たとえ出場権が降りてこなかったとしても、聖地でプレーできる興奮は抑えきれない様子だ。
小さい頃から夢見てきた舞台。今年に入ってからも世界ランキング上位の資格や、予選会を兼ねていた国内ツアーでの出場権獲得に闘志を燃やしていたが、失敗してきた。一度は諦めていた第150回の記念大会。他力本願ではあるが、一縷(いちる)の望みを持ちながら、直前まで調整を続けて吉報を待ちたい。(文・高桑均)
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