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最少勝利数で6億円突破 菊地絵理香が吐露した恐怖心【記者の目】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

菊地絵理香が明かした恐怖心(撮影:米山聡明)

菊地絵理香が生涯獲得賞金6億円を突破した。史上23人目、北海道勢としては吉川なよ子に次ぐ2人目の記録となった。歴代突破者のなかで勝利数は最少の4回。2桁勝利に達していないのは菊地を除けば笠りつ子だけだ。

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試合数、賞金額の変動があるため単純比較はできないが、それはつまり長い期間、高いレベルを維持しているということ。9年連続のシード保持は、穴井詩と並ぶ日本勢最長。大きなケガもなく、スランプとなっても最低限の数字を作る。技術以外の部分での力といっていいだろう。

菊地自身は6億円を突破できた理由をどう考えているのか。「考えたことない…。なんでしょうね(笑)、うーん…」と頭を抱えてしまった。では、質問を変えてみよう。毎年コンスタントに成績を出せる理由は—。

「常に今年こそは危ない、今年こそは危ないと危機感を持って私はやっています」

意外な言葉だった。小気味いいショット力はツアーでも屈指だし、ショートゲームも高水準。パッティングで悩むことがあろうとも、技術力の高さは折り紙付き。経験も豊富でプレースタイルもどちらかといえば淡々と、感情をあまり見せないタイプ。だから、そういったプレッシャーは切り離して戦っていると思っていた。

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