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49年前に史上初のアマチュア優勝 3人の女王を育てた清元登子【きょうは誰の誕生日?】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

80年の日本女子オープンに出場したときの清元登子(撮影:鈴木健夫)

きょう6月15日は、清元登子の誕生日。2003年に、宮里藍が30年ぶりにアマチュア優勝を成し遂げ、女子ゴルフブームを作ったが、その30年前に女子ツアー史上初めてアマチュア優勝を挙げたのが清元だった。

古閑美保を指導する清元登子【写真】

熊本県出身。24歳から独学でゴルフを始め、2年後の1965年の「日本女子アマ」に初出場で3位に入った。68年には男子の「西日本オープン」に出場。「女武蔵」の異名をとり、日本女子アマでは69、72、73年と3度の優勝を果たした。

73年には、現在のツアー競技にあたる「トヨトミレディース」で史上初のアマチュア優勝。翌74年に35歳でプロ入りを果たした。76年から3年間は米国でもプレー。78年の「日本女子オープン」では、樋口久子とのプレーオフを制し、初の公式戦優勝を飾るなど。ツアー通算7勝を挙げている。

「アマチュア10年、プロ10年。それできっぱりクラブを置きました」と、83年に現役を引退してからは、後進の指導に尽力した。日本女子プロゴルフ協会の理事長や会長を歴任し、ティーチング精度の基盤を立ち上げ、不動裕理(2000〜05年)、大山志保(06年)、古閑美保(08年)ら3人の賞金女王を育てた。6度の賞金女王に輝いた不動は小5から、大山は高校から、進路に悩んでいた古閑は高校生の頃に弟子入りしている。

清元は日本女子アマ日本女子オープンの2大タイトルを手にした第1号選手で、その後の女子ゴルフ界にも大きく貢献した。17年に日本プロゴルフ殿堂入り。そして17年9月16日、誤嚥性肺炎のため78歳でこの世を去った。

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