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のらりくらり、多用した“リスペクト”の言葉 渦中のフィル・ミケルソンの思い | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

全米オープンの事前会見で心境を話したミケルソン(撮影:GettyImages)

全米オープン 事前情報◇13日◇ザ・カントリークラブ(米マサチュセッツ州)◇7264ヤード・パー70>

30年以上に渡り米国ゴルフ界の象徴であり続けてきたフィル・ミケルソン(米国)が、岐路に立たされている。米PGAツアーを批判するコメントを残し、4カ月の“自粛”を経て競技に復帰。しかしそれはPGAツアーではなくサウジの潤沢なオイルマネーをバックに設立された新リーグの『LIVゴルフ』。そして初優勝を目指す「全米オープン」にやってきたミケルソンが、25分にわたる会見で心境を説明した。

LIVゴルフを率いるノーマンとの2ショット【写真】

PGAツアー通算45勝。「ライフタイムメンバー」、つまり永久シードを保持している数少ない選手だが、その権利も奪われるようとしている。PGAツアーは、LIVゴルフ参戦のツアーメンバーの資格はく奪を発表。これにより、ミケルソンを含めた“LIV”戦士は、今後PGAツアーと出場資格が異なる海外メジャーや他ツアーへの参戦を模索することになる。

これについてミケルソンは「ライフタイムメンバーの資格は維持して欲しい。ボクはゴルフに貢献してきたと思っているし、PGAツアーから与えられた機会に感謝し、それに対しても結果で返してきた。ボクがやってきたことに対しては誇りを持っている」と過去の実績は否定されるものではなく維持され、LIVゴルフとPGAツアー、ともに出場できる選択権があるべきと主張した。

破格の金が動くLIVゴルフ。ミケルソンには数百億円がオファーされたという話も出ているが、本人の口から具体的な金額の話は出ていない。「財政的な側面もあるけど、試合数が少ないし、そのぶん家族や大切な人との時間を増やすことができる。優先事項を考えたときに、人生の中でバランスを考えることが必要と思った」とLIVゴルフ参戦の理由を話した。

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