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「落ち着きのない愚か者」が披露した落ち着くことの大切さ【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 B・ホーシェル -13 2 A・ワイズ -9 3 J・ニーマン -7 P・キャントレー -7 5 S・ティーガラ -6 D・バーガー -6 D・マッカーシー -6 W・ザラトリス -6 M・ホーマ -6 10 B・スティール -4 順位の続きを見る

キャディとの息の合ったタッグで“落ち着きながら”プレーし優勝をつかんだ

キャディとの息の合ったタッグで“落ち着きながら”プレーし優勝をつかんだ(撮影:GettyImages)

帝王ジャック・ニクラスが大会ホストを務める「メモリアル・トーナメント」は、タイガー・ウッズが大会ホストを務める2月の「ジェネシス招待」や、3月の「アーノルド・パーマー招待」とともに、PGAツアーのレギュラー大会より1つ格上の「エレベーテッド・イベント(Elevated Event)」と呼ばれている。

賞金は総額1200万ドル(約15億円)、優勝賞金216万ドル(約2億7000万円)と破格だ。優勝者に贈られるフェデックスカップ・ポイントは通常より50ポイント多い550ポイント。授けられる複数年シードは向こう2年間ではなく3年間と長い。

米国のゴルフファンの脳裏には、かつてウッズが達成した3連覇(1999年〜2001年)や、2012年の彼の雄姿が焼き付いている。日本のファンにとっては14年に松山英樹がこの地で挙げた米ツアー初優勝が懐かしく思い出されるのではないだろうか。

しかし今年の大会は、その松山が初日の第1打を打ち放った3番ウッドのフェース面に手書きしていた印がルール違反に問われ、失格を言い渡される波乱の幕開けとなった。

その2日後の土曜日には、かつて14年大会で松山とプレーオフを戦った米国人選手のケビン・ナが、グレッグ・ノーマン率いる『リブ・ゴルフ・インビテーショナル・シリーズ』にフル出場することを見据え、PGAツアーとの法廷闘争などを避ける目的で、自らPGAツアーのメンバーシップを返上し、去りゆく決意を発表して、米ゴルフ界は騒然となった。

ノーマンの「リブ・ゴルフ」に対しては、当然ながら米欧両ツアーは激しい不快感と警戒心、あからさまな対抗意識を見せている。だが、その一方で「賛否」は、決して同等ではないものの「両論」あることも否めない。

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