ゴルフも生活も苦しい4年間 62歳・真板潔が5年ぶりに涙のシニア7勝目「50代の若い選手に負けない」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 真板潔 -11 2 清水洋一 -10 3 河井博大 -9 盧建順 -9 久保勝美 -9 6 森田徹 -8 塚田好宣 -8 秋葉真一 -8 田村尚之 -8 野仲茂 -8 順位の続きを見る
満面の笑みで5年ぶりに優勝カップを掲げる真板潔(提供:PGA)
<すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント 最終日◇4日◇イーストウッドカントリークラブ(栃木県)◇6867ヤード・パー72>
首位と2打差の3位タイから出た62歳の真板潔がボギーなしの3バーディ「69」で回り、トータル11アンダー。逆転で今季初、シニア通算7勝目を挙げた。国内シニアツアーで60代が優勝するのは2020年の「コスモヘルスカップ シニアトーナメント2020」を62歳で制した水巻善典以来となる。
上位陣が伸び悩む中、4番パー4で1.5メートル、6番パー5は8メートルを沈めて2つ伸ばして折り返す。一時はトータル10アンダーに4人が並ぶ混戦となったが、15番パー5で「入れれば勝てる。外ればプレーオフ」と意識する2.5メートルのバーディパットを決めて抜けた。「プロゴルファー冥利」という緊張感の中、ゴルフを楽しんだ。「(周りが)もっと伸ばすと思っていた。このスコアで優勝というのはラッキーかな」。ピンチでもしっかりパーセーブをしてボギーなしの安定感で優勝を手繰り寄せた。
5年ぶりの優勝に涙が止まらなかった。「2017年の『ノジマシニア』に勝って、その年の『ファンケルシニア』で5人のプレーオフで負けて、だんだん悪くなってきました。それから4年間、本当によくなかったので。いろいろな思いが…よかったです」。この4年間の苦しい思い出が脳裏に浮かんだ。
レギュラーツアー時代は46歳まで15年間シード選手として活躍し、そのあいだの2000年の「サントリーオープン」で優勝を経験。シニアデビューは10年。1年目からシード権を獲得し、16年には年間3勝を挙げて賞金ランキング5位に入った。
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