ここ20年で一番ラフが短いツアー選手権 狙いは「距離を長くするため」【ツアーディレクターに聞く】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
今年の宍戸は上から見なくても確認できるくらいラフは短いが、ボールはスッポリと埋まる 右のボールがあるのはファーストカット(撮影:佐々木啓)
<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 初日◇2日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇7387ヤード・パー71>
BMWの冠がついた今年のツアー選手権はいつもと雰囲気が違う。練習ラウンドをしたプロたちは「ラフが短い」とみな口を揃える。確かにメジャーセッティングにしてはラフがかなり刈りこまれている。
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ツアーディレクターを務める田島創志はラフを短くした理由について、「BMWさんをタイトルスポンサーに迎え、今年からイメージを変えていきたいという話があり、その1つとしてラフを短く設定しました。宍戸が持っている距離の長さでメジャートーナメントを開催します」と話す。
昨年も今年も18ホールの総距離自体は7387ヤードと変わらない。しかし、ラフが長かった昨年はホールによってティを前に出したりして、実際の総距離はもう少し短かかった。ラフに入れば、出すだけのショットになり、それだけで1打失うことになるからだ。しかし今年は、ラフでもグリーンを狙っていけるショットが増える。だから7400ヤードという長さをフルに使って、選手たちの技術を引き出そうという狙いがある。
たっぷり距離があるため、ラフが短くなっても簡単になるわけではない。しかもグリーンは13フィートと速く(通常のトーナメントは11フィート前後)、コンパクションも24〜25と硬く仕上がっている。
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