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西郷真央のバンカーショットから聞こえた“究極の音”とは? 劇的イーグルに隠された技術【辻にぃ見聞】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 西郷真央 -13 2 稲見萌寧 -11 3 青木瀬令奈 -10 山下美夢有 -10 5 申ジエ -9 6 上田桃子 -7 7 有村智恵 -6 8 黄アルム -5 サイ・ペイイン -5 林菜乃子 -5 順位の続きを見る

西郷真央の今季5勝目につながった“究極の技術”とは?

西郷真央の今季5勝目につながった“究極の技術”とは?(撮影:米山聡明)

西郷真央が地元・千葉県でツアー5勝目を手にした先週の「[練習場で開かれた“女王レッスン”]()

■選手を惑わせたコースセッティングの“妙”

指導するアマチュアの千田萌花のキャディとして、会場となった袖ヶ浦CC 袖ヶ浦Cを回った辻村氏。今季の女子ツアー最長となる6713ヤードのコースについて、「特にアウトは距離が長くて(3449ヤード)、メジャー並みのセッティングでした」と話す。

特に強調したのが「ティショットの難易度」。距離は長いがドッグレッグも多いため、ただ飛ばせばいいというわけではなく、ラフに突き抜けないための縦距離も重要になってくる。外しどころを間違うと、長いクラブを持たされパーオンすらままならない、そんな状況もよく目にした。そして「アウトコースは右ドッグレッグが多くて、若干ですがフェーダーが有利と感じました。ホールに立った時に湧いてくるイメージは重要。フェードを扱う選手は、それが湧きやすいコースとはいえます」という点についても言及した。

さらに、セッティングの工夫により、その難しさが際立ったという。「ティを前後だけでなく、左右にも振ってあり、これによって同じ感覚で回り続けることができませんでした。ピン位置も絡むと、ほんとうにイメージが毎日変わる。使うクラブ、ジャッジも違うから、単純にフェーダーだから有利というわけでもない。いろいろな意図が感じられる面白さがありましたね」。コース形状と、セッティングの工夫。それが1打目から選手に考えさせる、重要なスパイスになった。

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